『フリースタイルティーチャー』自由闊達にラップで遊ぶゆりやん、下ネタ禁止で萎縮のぶるま 早くも差が開く?

日刊サイゾー / 2020年7月28日 16時0分

 7月21日に『フリースタイルティーチャー』(テレビ朝日系)が放送された。番組が始まって今回で3回目、ようやく企画の狙いらしきものがわかってきた。

「ダンジョンの後番組を任されたんだぜ!」覚悟をラップに込めるRGに目頭が熱くなる

 前回より、凄腕ラッパーがラップ好き芸人を鍛える“個別指導編”がスタートしたが、ティーチャーそれぞれの教え方は完全に四者四様だ。

 レイザーラモンRGを担当するのは輪入道。バイブスを重視する彼の指導法が凄い。「肋骨から声を出す」というイメージの発声法を覚えさせるため、「肋骨の出っ張り(みぞおち?)を強く殴りながらラップ」することをRGに課したのだ。「殴られても負けないで声を出して」と輪入道から檄を飛ばされたRG。すると、本当にみるみるバイブスは上がっていった。

「ここ殴り続けたらマジ死ぬんじゃねぇの?
 でも 死ぬ気でラップする 俺は死ぬ気でラップする
 マジで今回 フリースタイルダンジョンの後番組として任されたんだぜ
 これぐらいの痛み 他に出たかったラッパー達の気持ちも込めて叩くぜ」

 前番組からのバトンを、ラッパーではなく芸人の自分たちが受け取ったという負い目と責任を「死ぬ気でラップする」というリリックに詰め込んだRG。見ていて、少し泣きそうになった。韻やフロウも大事だけれど、熱いバイブスこそ1番大事。2人を見ていて、それをつくづく感じた。

 もう1つ、輪入道が授けたのは「1・2小節は相手のパンチをかわし、3・4小節で打ちに行く」というアドバイスだ。これ、本当に納得である。1・2小節まではいい感じなのに、3・4小節で相手に巻き返されて負けるラッパーを今まで何人見てきたことか。ならば、極端な話、前半は捨ててしまっていいのかも知れない。当たり前だが、強いラッパーは戦略を緻密に考えている。決してバイブスだけではないのだ。

 TKda黒ぶち&ゆりやんレトリィバァのペアも好調だ。大前提として、ゆりやんの資質は抜きん出ている。ピアノを弾き倒す姿からはリズム感の良さが窺えるし、4人のスチューデントの中で彼女が1番ビートに乗ってラップができている。他のスキルもいい。言葉はスラスラ出てくるし、「声色で遊べ」と指導されてからはフロウも十分。韻も踏んでいるし、アンサーもしている。バイブスだってある。つまり、全部できてしまっているのだ。もう、TKの仕込みはほぼ完了した気さえする。頭がいいからドンドン伸びるゆりやん。芸人としてもラッパーとしても天才肌だと思う。

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