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“忘れ去られかけた朝ドラヒロイン”池脇千鶴、『その女、ジルバ』のヒットで再びドラマ界に?

日刊サイゾー / 2021年3月21日 16時0分

 1月クールの連続ドラマの中で、深夜枠ながら強烈なインパクトを残したのが、池脇千鶴が主演した『その女、ジルバ』(フジテレビ系)だ。

 同作は結婚が破談になり、勤務していた百貨店から物流倉庫に左遷され、悶々とした日々を過ごす中で40歳を迎えた主人公の笛吹新(池脇)が、高齢バー「OLD JACK&ROSE」でホステスとして働き始め、前向きになって、周囲も生き生きとしていく姿を描いたもの。

 全10話の平均視聴率は世帯が4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)、個人が4.1%で、世帯では「オトナの土ドラ」枠史上歴代最高を記録した。

「主たる出演者は池脇のほか、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子、中田喜子、品川徹、草笛光子ら。一般的なドラマで必須ともいわれている若手出演者はほぼなし。そんな中で、この高視聴率は期待感がありますね。ストーリーはアラフォー以降の年代の視聴者には心にグサリと突き刺さるもので、役になりきった池脇の演技力は出色でした」(テレビ誌記者)

 池脇は2001年後期のNHK連続テレビ小説『ほんまもん』でヒロインに抜擢を受けたが、その後テレビドラマではこれといった代表作はなかった。一方で、映画に軸足を置き数々の名作に出演、特ににヒロインで出演した04年公開の『ジョゼと虎と魚たち』や06年の『ストロベリーショートケイクス』などが話題を呼び、14年『そこのみにて光輝く』では「第38回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞を獲得するなど、演技力には定評があった。

 今回の連ドラ主演は『タイトロープの女』(12年1月期、NHK総合)以来9年ぶり。テレビドラマに出ること自体、17年7月期『ごめん、愛してる』(TBS系)以来、3年半ぶりだった。

 「今回のヒットは正直、原作を発行する小学館でも驚きを持って話題となっています。深夜ドラマですし、キャスティングも派手なアイドルがいるわけでもなき。良策であっても渋すぎると言われていましたね。しかもドラマ放送前に池脇さんが『老けすぎ』みたいなネガティブなニュースがあったので、あんまり期待されてませんでした。ドラマのヒットで原作もかなり売れてるみたいです」(出版社営業スタッフ)

 映画を活動の軸にしているためテレビ界では、ある意味“忘れ去られかけた朝ドラヒロイン”的な存在だった池脇。今回のヒットで、再びテレビドラマにも出演してくれることになるだろうか。

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