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二階氏「別にショックは受けてない」強がりも…千葉県知事選大敗で、自民党を駆け巡る動揺…熊谷新党の可能性が浮上

日刊サイゾー / 2021年3月27日 19時0分

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 3月21日投開票の千葉県知事選は前千葉市長の熊谷俊人が140万9496票を獲得。一方、自民党推薦の前県議の関政幸氏は38万4723票に終わり、4倍近い票差をつけられ惨敗した。自民党千葉県連は選挙前の世論調査などで、2倍差で引き離れていることを事前に把握していた。敗北は織り込み済みだったが、「まさか100万票以上の票差をつけられ、自民党が強い県南部の全市町村でも敗北するとは」(千葉県選出自民党代議士秘書)と今回の敗北は予想をはるかに上回った。自民党県連会長の渡辺博道元復興相は辞意を表明した。

 熊谷氏が人口約628万の大票田、千葉市長を3期務め、知名度が抜群だったこともあるが、今回の惨敗の主要因には候補者をぎりぎりまで決めることができなかった自民党の迷走ぶりがある。

 菅義偉首相とは国会議員時代からの盟友で、事あるごとに携帯電話で連絡を取り合う仲だった与党寄りの森田健作知事(3期)の後任には当初、鈴木大地前スポーツ庁長官の名前が上がっていた。

 鈴木氏本人も乗り気だったが、それに待ったをかけたのが、鈴木氏の「後見人」を自称する、女性蔑視の舌禍事件で今年2月に東京五輪組織委員会会長を辞任した森喜朗元首相だった。森氏は自民党千葉県連が一枚岩でまとまらず、同じ党内の石井準一参院議員(元浜田幸一=ハマコー=秘書、参院自民党幹事長代理)が県連幹部の方針に反対し、鈴木氏の立候補に異論を唱え、千葉市長の熊谷氏を支持していることなどを問題視した。森氏は「泥沼の知事選に鈴木が放り込まれ、初代スポーツ庁長官の経歴に傷がつくことを恐れた」(自民党千葉県連関係者)という。

 こうした経緯を考えれば、最初から負け戦になると分かっていた知事選に、自民党の面子のためだけに候補として担がれた関は気の毒と言う他はない。

 22日に行われた会見で、自民党の二階俊博幹事長は「別にショックを受けているわけではない」と平静を装ったが、自民推薦の前県議の大内理加が、4選を目指す無所属現職の吉村美栄子に大敗(得票率は3割弱)した1月の山形知事選を上回る今回の惨敗ぶりに、党内には少なからずの動揺が走った。

 下村博文政調会長が3月18日、東京都内で行った講演で、菅首相の4月9日の訪米と日米首脳会談後の衆院解散と総選挙に踏み切る可能性があるとの見方を示したが、そんな声も今回の千葉知事選の惨敗でたちまちにして消えてしまった。

 来月4月25日投開票の衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補欠選挙、参院広島選挙区の再選挙への影響を心配する声も上がっている。3選挙のうち、自民党は野党勢力が強い北海道で早々と候補の擁立見送りを決定し、長野でも厳しい戦いが予想されている。楽に勝てると言われた広島選挙区も、河合夫妻の買収事件の影響が尾を引き、状況次第では先が読めなくなってきた。

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