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「嫁が久々に笑ってくれて......」"調子に乗れない芸人"AMEMIYAインタビュー

日刊サイゾー / 2012年9月20日 8時0分

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 7月25日、ピン芸人のAMEMIYAが『日本の歴史はじめました』(双葉社)を出版した。「冷やし中華はじめました」という歌ネタで一世を風靡した彼が、日本の歴史を歌にするという大胆な試みに挑戦。付属のDVDにはAMEMIYAが熱唱する映像も収録されていて、一石二鳥の内容となっている。この本が完成するまでの知られざる苦労について聞いてみた。

――この本では50個のテーマごとに歴史的事実をもとにした歌が載っていますね。これは受験勉強などの役に立つと思いますか?

AMEMIYA まあ、覚えておくと多少は役に立つのかなと思うんですけど、史実が入ってるのは歌の中の前半だけですからね。後半はAMEMIYAの妄想です。豆知識とかではないので、えっ、大丈夫かな、という不安はこの仕事のお話を頂いたときからありましたし、今もありますね。

――ある意味では、AMEMIYAさんの歌ネタが50本入っている「ネタ本」という感じですよね。

AMEMIYA そういうことになりますね。

――ということは、ネタを作る苦労は相当あったんじゃないですか?

AMEMIYA はい、非常に苦労しました。これをやるというお話を頂いたとき、結構忙しい時期だったというのもあって、50曲作るのに時間が3日ぐらいしかなくて。非常に苦労したんですけど、何とか作って収録に臨んだんですね。そうしたら、最初の10曲ぐらいを録ったときに監督さんに「AMEMIYAさん、このネタってこれでいいですか? もうちょっといけるんじゃないですか?」って言われたんですよ。それで僕も「その言葉を待っていた」って思ったんですよ。やっぱり妥協するわけにはいきませんから。そこからは直しながらやっていったので、朝から始まって夜の9時ぐらいまでに終わる予定だったのが、結局は次の日の朝までかかりましたね。だから、DVDを見ていただくとわかるんですけど、曲によって元気良く声が出ているのもあれば、声がかすれてるところもあるんですよね。そこも楽しんで見ていただければいいかなと。

――完成したDVDはご自分でもご覧になったんですか?

AMEMIYA 久々に僕の部屋に嫁を入れて、一緒に見ましたね。それまであんまり口をきいてくれなかったんですけど、このDVDを見て久々に笑ってくれたので良かったです。これを出すときは本当に不安だったんですよ。「大丈夫かな?」って。自分で一生懸命考えて出してるわけですけど「面白いのかな?」みたいな。

――他の人がどう思うかわからない、ということですか?

AMEMIYA 自分ではそのときは面白いと思って出してるんですけど、その後に「これ、面白いのかな?」みたいな気持ちになりますね。「冷やし中華はじめました」も、最初は面白いかどうかわからなくて。

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――最初から自信があったわけじゃない、と。

AMEMIYA そうですね。『あらびき団』で最初にやらせていただいて、反応を見て、ああ、これは面白いんだなって気付きましたね。ボケもツッコミもないし、そんなにわかりやすい笑いじゃないと思うんですよ。はじめは自分でツッコんでたんです。「12月20日 うちのラーメン屋でもとうとう 冷やし中華はじめました」「いや、遅いわ!」って(笑)。でも、『あらびき団』でやるときにああいう形になって。最初は大丈夫かなあって思ってました。そしたらすごくウケて。そこから徐々に自信をつけていった気がします。

――それ以降は一気にテレビに出る機会も増えて、最近は充実していたんじゃないですか?

AMEMIYA でも、危機感はすごい持ってますね。普通の芸人じゃないって思ってるところがあるんで、あんまり調子に乗れないんですよ。トークも苦手だし、そういうことで笑いを取ってきたタイプじゃないですから。やっぱり自分しかできない何かを作って、自分なりの生き方を確立しないといけないと思うんです。だからとにかく、お仕事をやらせていただくときは全力でやってます。なんか、みんなにもっと安心してAMEMIYAで笑ってほしいんですよ。でも、なかなか笑ってくれないなあ、って思ってますね。

――まだ試行錯誤している?

AMEMIYA そうですね。とにかく一個一個全力でがんばって、この道を極めたいと思ってます。......こんな真面目なこと言ってていいのかな?(笑)
(取材・文=お笑い評論家・ラリー遠田)


●AMEMIYA(あめみや)
1978年、千葉県生まれ。高校卒業後、東京NSCを経てワタナベエンターテインメントに所属。03年からミュージシャンとして活動し、10年にふたたびお笑い活動を再開する。『R-1ぐらんぷり2011』準優勝。


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