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「AKB岩佐か、臼澤みさきか」芸能界の重鎮たちの思惑渦巻く『レコ大』新人賞の行方

日刊サイゾー / 2012年10月24日 8時0分

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 今年5月2日にハワイのゴルフ場で不慮の事故死を遂げた"演歌界のドン"と呼ばれる「長良プロダクション」の故・長良じゅん会長。同会長の遺志を継いで、芸能界の重鎮たちが、AKB48初の演歌歌手・岩佐美咲に今年の日本レコード大賞の新人賞を獲得させるべく、全面的なバックアップ体制に入ったことは以前伝えた(※ 記事参照
)。

 だがその後、岩佐は"AKB48での活動歴があるために、新人賞には該当しない"と、レコ大運営サイドが結論付けたことが判明。しかし、筆者はこの決定には納得がいかない。

 岩佐は、そもそもAKB48のメンバーが多数所属する「プロダクション尾木」に所属していたが、「本格的に演歌を歌いたい」という本人の希望で、総合プロデューサーの秋元康が「演歌をやるなら、長良会長のもとしかない」と昨年4月1日付で長良プロに移籍。今年2月1日には「無人駅」で徳間ジャパンからソロデビューした。

 長良会長は、岩佐がデビューする前から「レコ大で新人賞を取らせる」と、積極的にプロモーションに動いていた。ところが、5月2日に亡くなった。これはさぞ、無念だっただろう。

 死後、長良会長と親しかった芸能界の重鎮たちは、同会長が通った六本木のクラブに集まり、故人を偲んだ。そこで、誰が言うでもなく「長良さんの遺志を継いで、岩佐に新人賞を取らせよう」という声が挙がって、全面的に協力することを誓ったと言う。

 ところが、その直後に岩佐の前に強敵が現れた。7月25日に「故郷~Blue Sky Homeland~」でデビューした岩手県出身の13歳の民謡歌手の臼澤みさきだ。臼澤をプッシュしたのが、「岩佐を新人賞に推す」と約束した重鎮の一人A氏だったことから、ほかの重鎮からは「そりゃ、ないだろ」と激しい批判の声が上がった。そのため、これまでレコ大に絶大な影響力を誇ってきたA氏が、臼澤を堂々と推せなくなったことは想像に難くない。

 A氏が矛先を収め、その後、岩佐の新人賞獲りはスムーズに運んでいるものだとばかりに思っていた。ところが、驚きの事態が起こった。岩佐は05年にデビューしているAKB48のメンバーのため、新人賞には該当しないという理屈をレコ大運営サイドが持ちだしてきた。その根拠として、板野友美の前例を挙げたという。

 板野は昨年1月26日に「Dear J」でソロデビュー。発売初週に16万枚以上売り上げるという記録を作った。7月にはセカンドシングルを発売して、実績的には新人賞の最有力候補と言われた。しかし、AKB48のメンバーということで、新人賞には該当しないと運営サイドは判断。ノミネートすらされなかった。

 しかし、これには政治的な計らいがあったと見るのが妥当だ。昨年のレコ大のグランプリはAKB48が受賞。板野が新人賞を取れば"W受賞"になってしまう。これでは、ほかの事務所からの反発は必至だ。しかし、板野をノミネートすらしなかったり、ノミネートして受賞させなかったりすれば、「どうして、あれだけ売れた板野が受賞しないのだ?」という、視聴者の反発を食らう。そのため、「板野は新人賞に該当しない。だから、ノミネートはできない」という理屈を後から持ちだしたのではないか。そう疑われて当然なほど、過去にもレコ大は受賞者の該当基準をその都度変更してきた。

 90年には、各方面からの要請を汲んで、最優秀新人賞を音楽ジャンルごとに4人も選出したという節操もないことをしたこともある。09年にインディーズ・レーベルからデビューしていたスマイレージについては、「メジャーデビューは10年だった」という理屈で、同年の新人賞を受賞させている。このように、都合に合わせて基準を緩めてきたという流れの中でみれば、「AKB48でデビューしていたから」などという理屈は説得力のないものだ。

 生前、長良会長は「岩佐を新人賞に!」と言っていた。レコ大などの"賞レース"を長年経験してきた長良会長が、該当基準すら満たしていない岩佐を「新人賞に!」と言うわけがない。レコ大運営サイドとも確認の上、同会長なりの勝算やロジックはあったはずだ。しかし、長良会長亡き後、運営サイドはひるがえった。臆測ではあるが、A氏が臼澤に新人賞を取らせるために板野の前例を持ち出し、それに運営サイドが押し切られたとしか思えない。このままでは、長良会長も浮かばれない。生前、長良会長と親しかった芸能界の重鎮たちには、前例を覆す行動を起こすことを期待したい。
(文=本多圭)


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