「騒いでいるのは周囲だけ?」ボクシング五輪金メダリスト・村田のプロ転向騒動は早くも鎮火!?

日刊サイゾー / 2012年8月27日 8時0分

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 ロンドン五輪のボクシング・男子ミドル級で、ボクシングでは日本勢で48年ぶりの金メダルを獲得した村田諒太。一夜にして"シンデレラボーイ"となった村田には帰国後、テレビ出演の依頼が殺到。「現在、東洋大職員の村田だが、夏休み中ということもあり、可能な限りテレビに出演。村田を支えた4歳年上の妻・佳子さんも各メディアに引っ張りだこ」(スポーツ紙デスク)というが、まさに"金の卵"である村田をプロが放っておくはずがなかった。

 数あるボクシングジムの中でも、早くも具体的な金額を提示し村田の獲得を狙っているのが名門・協栄ジムの金平桂一郞会長。16日には会見を行い、同ジムとIT関連会社「フリーエージェントスタイルホールディングス」が業務提携を結ぶことを発表。スポンサーの同社が、村田獲得資金として契約金1億円を提示したのだ。

 これに対して、名門・角海老宝石ジムの萩森健一マネジャーは17日、金平会長が1億円と具体的な金額を提示したことに対して、「お金の話は先に言うのは失礼だし、水面下でするもの」と苦言を呈し、「東洋大を辞める必要はない」とサラリーマンとの両立が可能であることを強調。さらに、1988年ソウル五輪の誤審で金メダルを逃しながら、プロ転向後、村田と同じミドル級からヘビー級まで計4階級で世界王座を獲得した元世界王者ロイ・ジョーンズJr.とのビッグマッチをぶち上げたが、肝心の村田はあまり乗り気ではないようだ。

「村田はメダル獲得の一夜明け会見で『アマはプロの下にあるわけではない。世界王者のベルト以上にシビアな金メダルを追ってきたことは誇りに思う。憧れはそこ(プロ)にはない』とプロ転向に消極的で、早くも今月末に行われる国体予選に出場することを発表した。村田にはすでに妻子がいて、マイホームを購入したようだが、それが可能だったのも東洋大職員というしっかりした職に就いていたから。日本人のボクシング世界王者よりも、村田のほうが断然知名度が上だろうし、今の仕事を辞めなければ将来も安泰。このままアマチュアにいれば、アマチュア連盟の幹部のイスも約束されている。あえて、リスクの高いプロを選ぶようなことはしないだろう」(専門誌記者)

 村田に熱視線を送る両ジムに対して、世界的プロモーターで数々の世界王者を育てた帝拳ジム・本田明彦会長は「村田君は世界ランカー上位の実力はある」と賛辞を送りつつ、「メダリストのプロ転向は海外では多いが、彼が指導者になり、日本が五輪で毎回メダルを取れるような体制を作るほうが、長い目で見ればボクシング界のためになるのではないか」とかなり冷静なコメントだったが、本田会長のコメントの根拠には、やはりプロとアマの大きな"壁"があるというのだ。

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