再放送に恵まれなかった隠れた名作も発掘! 視聴者が選ぶ「タツノコプロ名作アニメ総選挙」
日刊サイゾー / 2012年9月29日 8時0分

見たい再放送アニメを、視聴者が投票で決める!
そんな試みがこの夏、TOKYO MXで実施された。
「タツノコプロ名作アニメ総選挙」として、タツノコプロ制作のアニメの中から選出された10作品の、それぞれ第1話を8月中に放送し、視聴者による投票数が1位になったアニメが、秋から全話再放送されるというもの。
今回のラインナップは、『マッハGoGoGo』『黄金戦士ゴールドライタン』『ハクション大魔王』『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン』『タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊 オタスケマン』『宇宙の騎士テッカマン』『一発貫太くん』『破裏拳ポリマー』『とんでも戦士ムテキング』『未来警察ウラシマン』の10作品。誰もが知っているメジャーな作品から、なかなか再放送の機会に恵まれていないような作品まで、バラエティに富んだ10作品だ。
総選挙の企画自体はタツノコプロ側から提案されたものだが、ラインナップを決定したのはTOKYO MXとのこと。同局の編成担当者に聞いた。
「これまで『ヤッターマン』や『ガッチャマン』など、人気作の再放送はやってきていたのですが、今回は埋もれてしまっているような、今までほとんど再放送されていないようなものもなるべくピックアップしたいと思いました」
その狙いは当たったようで、視聴者からの反響もかなり大きかったという。先日、総選挙の結果が発表され、『未来警察ウラシマン』が堂々の1位を獲得した。ちなみに2位が『イッパツマン』で、3位が『ポリマー』という結果。この総選挙の投票結果を踏まえ、11月からの『ウラシマン』の再放送が決定した。
「途中経過を発表させていただいたのですが、そのときは『ウラシマン』は僅差での3位だったんです。そこから票がどんどん伸びて、最終的にはブッチギリの1位でした。投票に寄せられたご意見も、作品への熱い愛が伝わるものばかり。なかなか再放送もされないものを、という当初の狙い通りでもあり、なおかつ質も高い作品が選ばれたという結果になりましたね」(同)
アニメやドラマなど、近年地上波での再放送といえば、新作としてその時期に放送されるドラマの出演者が過去に出た作品だったり、劇場版の公開が予定されているなどの「関連物件」であることが多い中、そういったしがらみの薄い、視聴者目線での今回の試みは、珍しいケースではある。前出の担当者は今後の展望について、こう言う。
「今回の総選挙のように、視聴者の皆様のご意見を尊重して、視聴者が本当に見たいものをお届けできたらと思います。今後は、タツノコさん以外の作品でもこのようなことをやってみたいと検討中です」
サンライズ総選挙や円谷総選挙など、夢が広がりそうだが、制約にあまりとらわれず、視聴者が見たい番組を見せてくれるというのは、ある意味で理想のスタイルかもしれない。
※画像はTOKYO MX公式サイトより
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