7月のお盆は、地方出身者の帰省のために設定された? お盆にまつわる不思議

サイゾーウーマン / 2012年7月19日 12時5分

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 いよいよ本格的な夏到来。夏といえば、日本では“お盆”のシーズンです。全国的にお盆時期は8月がメジャーですが、東京は7月。日付は13~16日で、こちらは8月も同様です。

 とはいえ、じつを言うと、東京生まれ東京育ちの筆者(母親が13年前に他界)でも、7月がお盆というのはイマイチピンときていません。7月13~16日なんて、小学生もまだ夏休みに入っていないし、東京の梅雨明けもまだ先。街全体になんとなくお盆という雰囲気が感じられないのです。東京に住んでいると、筆者のような感覚の人はたくさんいるのではないでしょうか? だからうっかりすると忘れてしまうわけですが、そういう時は都合よく「母親の故郷は北海道だから8月にやろう!」と、8月にお盆らしきことをやっています。

 しかし、母親が他界して13年。ふと「毎年毎年こんなアバウトでいいのだろうか?」と、心配になりました。心配になる時期が遅すぎないかいう気もしますが、今さら後悔しても仕方がありません。今年はすでに過ぎてしまいましたが、「正しい東京のお盆」とは一体どんなものなのか、東京・浅草にある「仏壇神具通り」へ足を運んでみることにしました。

 この浅草の「仏壇神具通り」は、その名の通り、仏壇や神具の専門店がたくさん集まっているところ。訪れた日は東京のお盆数日前ということもあり、多くの店先で「盆提灯」をみかけました。ちなみに、筆者は盆提灯を持っていません。これってやはり必要なのでしょうか? そこで、お店の人にきいてみることに。するとこんな答えが返ってきました。

「あれば華やかでいいと思いますけど、なくても大丈夫ですよ」
 
 なんと、非常に柔軟なお答え! ちなみに、盆提灯とは、亡くなった先祖の霊が迷わず帰ってくる目印となるために飾るもの。値段はピンキリですが、店頭でみかけたものだと、5,000~1万円あたりものが主流でした。
 
 しかし、故人の最初のお盆にあたる「新盆」の場合は、新盆用の「白提灯」が必要になるそうです。こちらも意味としては盆提灯と同様ですが、新盆の場合は、霊が戻ってくるのも始めてなので、迷うことがないようにしてあげることがより重要になるのでしょう。

 では、ほかに何が必要なのでしょうか? ちなみに筆者は毎年、スーパーなどで「お盆セット」のようなものを購入しています。そこに入っているのは、迎え火や送り火を焚く「麻柄」や、馬と牛の置物など。いかにも“簡易版”という感じですが、お店の人に尋ねてみると「はい。それで大丈夫です」というお答え。

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