行きすぎた真面目さで、藤岡弘、を生殺しにしてしまったHey!Say!JUMP

サイゾーウーマン / 2013年2月17日 13時0分

 今回ツッコませていただくのは、藤岡弘、が登場した、2月10日放送分『ヤンヤンJUMP』(テレビ東京系列局)。

 そもそもこの番組、スタート当初はHey!Say!JUMPのメンバー全員でハンドボールをやったり、クイズやゲームをやったりしていた。だが、途中から番組名に「JUMP」と冠しつつも、登場するのはJUMPメンバーのうち、薮宏太と八乙女光の2人だけになり、「学習と科学」というテーマで、どこに科学が絡んでいるのかわからない内容になっている。

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 そして今回は、コーヒーを愛する男・藤岡弘、が「驚きのコーヒー道」なるものを披露してくれるという企画だったが……。

 「極意」として語られたのは、これまでも『NHKスタジオパークからこんにちは』で披露されたり、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でネタにされてきた以下のようなもの。

1、「お清め」:熱湯をペーパーフィルターに通し、心の汚れも洗い流す。
2、「ありがとうの呪文」:「珈琲は生きもの」だから、コーヒーの豆に対し、ありがとうという感謝の思いや念を呪文のように込める。
3、「点滴ドリップ」:「ありがとう」とささやきながら、一滴ずつお湯を垂らしていく。
4、「茶せんで点てる」:お茶のように、コーヒーを茶せんで泡立てると、香りが引き立ち、まろやかになる。

 そんな「極意」を、目を閉じて情熱的に語る藤岡弘、に対し、「お水にもこだわりとかは?」(藪)、「どれ位の量を?」(八乙女)などと実に真摯に向かい合うJUMPの2人。

 さすがに、一滴ずつお湯を落としていく際の「スぅ~~~~(口呼吸)、ありがとうありがとう、ありがとうありがとう、美味しくなってください、ありがとうありがとう(ささやき&鼻息)」という藤岡の言動には、口元に小さな笑みが浮かんでしまっていたが、それでも「やっと一滴落ちましたね」「大人数のとき、大変ですね」程度の笑いを抑えた真面目なコメント。普通にしゃべってリアクションしても良いはずなのに、「ありがとうありがとう、いただきます」とコーヒーに対して言う声も、一口飲んだ後の「おわぁ~~」などという感想も、すべて小声になってしまっている。すっかり藤岡ワールドに取り込まれているではないか。

 この距離感、完全に「師匠と弟子」だ。そして、弟子たちが一生懸命コーヒーを淹れる姿を温かく見守りつつ、師匠はマイペースに関係のない話をする。

「2人とも左(きき)? そぉれはビックリだぁ」

 低くシブい声のせいで一見奥が深そうだけど、実は大したことは一言も言ってない藤岡弘、。

 さらに、藤岡弘、のコーヒーの師匠だという方にありがたいお話をいただいた後、「利きコーヒー」を藤岡、藪、八乙女の3人でやるが……。正解したのは薮1人だけ!

「やっぱりねえ……やっぱりねえ……。最初に感じていたものがそうだったか。最初の感覚を信じれば良かった……」

 悲しい笑顔で肩を落とす藤岡弘、が、なんだか気の毒に思えた。世代的に「ゆとり」とネット上で呼ばれ、年若くデビューした「エリート組」であることもあってか、実におっとりしていて真面目で素直で、ガツガツしないグループ・Hey!Say!JUMP。

そのおっとり感・優しさが彼らの最大の魅力だとは思うのだが、今回はツッコんであげたほうが優しさではないかと思うのだった。
(田幸和歌子)

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