キンコン・西野敗退! 『スッキリ!!』新キャラ投票で加藤浩次が英断

サイゾーウーマン / 2013年4月1日 13時0分

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 今回ツッコませていただくのは、3月28日放送分『スッキリ!!』(日本テレビ系)の「商品開発部」コーナーで行われた「番組新キャラクター開発」。

 占いコーナーのキャラクターとして使用されている「スッキりす」に代わる新キャラクターを、視聴者から募集しようという企画だ。応募総数1,800点の中から選ばれた18点に、従来のスッキりすと、キングコング・西野亮廣の作品とを加えた20点を番組ホームページで公開し、投票で決めるという。ネット投票って最も手軽だろうけど、その分、悪ふざけや組織票も起こりやすいもの。また、何かとアンチの多い西野の作品が選ばれた場合には、視聴者から「出来レース」と言われたり、反発があったりしそうな気がするが……。

 そんな懸念もある中、集まったのは明らかにプロも一部参戦していそうに見えるクオリティの高い作品ばかり。でも、1つだけどうにも気になったのは、ビビッドな色合いかつ、輪郭線が不明瞭で大幅にはみ出るような大胆なフォルムの作品だ。まるで子どもの落書きに見える前衛的な作品、というか、おそらくリアルに小さな子の作品なのだろう。自分だったら、この奇抜な「子どもの落書き風?」の作品に投票するけれど、局として「キャラクター」展開のメリットを考える場合、おそらく立体造形しやすく、グッズも作りやすいものにしておくほうが無難だ。結果は無難に落ち着くのか。

 下位の20位から順に発表される中、意外にも例の子どもの絵は一向に登場しない。1ケタに入っても、登場しない。とうとう5位まできてしまったところ、ランクインしたのは、西野の絵だった。西野の5位は、司会・加藤浩次も言っていたように、なんとも「中途半端」だ。

 ちなみに、ネット上では全作品が紹介された時点で「5番が西野だな」と大多数に予想されていた。一般人にそれだけ「西野っぽい」と読まれる絵というのは、ある意味、画風が確立しているわけで、大したものかもしれない。そして、懸念された子どもの絵は、2位を獲得! あろうことか、1位は従来の「スッキりす」に落ち着いた。

 やっぱりネットでの投票って、こうなるよね……。1位の方は「新キャラクター」として売っていこうにも、従来のモノだから、新しい展開がなく、やりようがない。2位の絵は前衛的すぎる。いずれにしろ、日テレの「キャラクター」展開の思惑を大きく阻む結果だと思う。

 これには、ネット上で「(投票したのは)おまえら(ネット住民)だろ」といった声が挙がってもいた。2位の子どもの絵については、常識人・テリー伊藤が「でも、これ、立体にするとどうなるかな? ちょっと難しいよね」と正論を述べていたが、加藤はまるで「おまえら」とネットで呼ばれる人々を挑発するかのように、こう言ってのけた。

「15番(子どもの絵)、『商品開発部』のキャラクターにしましょうよ! いいですよね?(周囲を見回しながら)」

 そして、やや強引に「決定」していた。もちろん、別に子どもの絵が悪いわけじゃない。でも、局側のキャラクター展開の思惑・メリットを考えると、難しい点は多数あろう。それを強引に進めようとする加藤は、けっこうキレ者だ。おそらく「結果」と「原因」を分析し、それを正面から受け止めた上で、挑んできたのだと思う。

 最初は出来レースもあり得るユルいキャラクター投票を予想していたが、さまざまな人のさまざまな思惑が見えるスリリングな内容だった。
(田幸和歌子)

サイゾーウーマン

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