ジャニーズ、不正転売禁止法でも「規制できない」――Jr.公演チケット高騰でファン絶望

サイゾーウーマン / 2019年6月19日 8時0分

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 6月14日から、コンサートやスポーツイベントの入場券を対象とした「チケット不正転売禁止法」が施行された。これは高額転売や買い占めを防ぐ狙いで、各都道府県の迷惑防止条例で取り締まられている会場での「ダフ屋行為」に加え、ネット上の売買も規制の対象だ。来年には競技観戦にチケットが必要な東京五輪・パラリンピックが控えているだけに、世間の関心も高まっているが、ジャニーズアーティストのコンサートに関しては、6月中旬の時点でも売買サイトに多数のチケットが出品されている状況だ。

 チケット不正転売禁止法は五輪チケットの不正対策を視野に入れ、昨年12月に議員立法で成立。販売時に「不正転売禁止」と明記されたチケットについて、営利目的での転売などを罰則付きで禁止する目的だ。文化庁のHPによると、対象となるチケットは「興行が行われる特定の日時及び場所並びに入場資格者(興行主等が当該興行を行う場所に入場することができることとした者をいう。以下同じ。)又は座席が指定されたもの」であり、規定に違反する者への罰則として「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金に処し,又はこれを併科すること」と、記載されている。

 一方、産経新聞のニュースサイト・産経WESTの記事(12日配信)では、「法施行後も、転売は完全に根絶されるわけではない」として、同法で規制の対象にあたるものは「特定興業入場券を正規の販売価格より高い値段で『業として』転売する行為。個人がチケットの二次流通サイトやネットオークションで転売する行為は、法規制の対象にはならない」と、問題点を指摘している。また、ニュースサイト・ITmediaは、法律上の「業として」は、反復継続して行う行為を意味すると説明した上で「業者だけでなく個人であっても、反復継続の意思があり、定価を超える価格で転売していると、罰則の対象になり得る」(14日配信)と注意を喚起。ただ、SNSを通じたやりとりが法の抜け道になる可能性もあり、いわゆる“転売ヤー”(転売屋)がすべて消え去ることはなさそうだ。

「『プラチナチケット』といわれる嵐をはじめ、かねてよりジャニーズの公演においては、定価を超える値段での転売が横行しています。ファンクラブといった正規ルートでの購入を支持する人たちは、転売ヤーだけでなく、“お金儲け”などを理由に良席を高く売ろうとする悪質なファンを敵視。売買サイトの情報をジャニーズコンサート事務局に提供し、地道に“通報”してきました。こうした熱心なジャニーズファンはチケット不正転売禁止法の適用に期待しているものの、売買サイトのサービスは個人間で取り引きする場に過ぎないというスタンス。なので現在も、デビュー組、ジャニーズJr.のイベント・コンサートチケットが大量に出品されています」(ジャニーズに詳しい記者)

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