消費者センターへ相談する人も……K-POP興行を取り仕切る「チケボ」の闇

サイゾーウーマン / 2012年8月22日 9時0分

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 BoAや東方神起をはじめ、少女時代、SHINee、SUPER JUNIORなど昨今のK-POPブームを牽引するSMエンタテインメントのアーティストが一堂に会したコンサート 『SMTOWN LIVE WORLD TOUR III in TOKYO!』(以下、SMT)。東京ドームで行われた同公演は8月4日、5日の2日間で延べ10万人を動員し、大成功のうちに幕を閉じた。

 人気アーティストが揃った同公演のチケットを手にできなかったファンは多く、まさにプレミアチケットだったというが、そのチケットを持ちながら入場できなかったファンが会場の外で係員と揉めている姿が、あちこちで目撃されたという。当日会場で、一体なにが起こったのだろうか。

「今回の公演チケットは紙のチケットではなく、電子チケットを採用しており、入り口でなんらかのエラーが検出された人は入場を拒否されたのです。同様のシステムが最近になっていろいろなアーティストの公演でも使われているのですが、今回はドーム規模の公演だったため入場できなかった人数も増え、システムの問題が浮き彫りになったようです」(K-POPライター)

 ticket board(チケットボード/以下、チケボ)と呼ばれるこの電子チケットは、チケットの申し込みから支払い、発券、入場まで、携帯電話だけで済ますことができるというサービス。メールアドレスさえあれば会員になることができ、「QRコード」もしくは「おサイフケータイ」でチケットを受け取ったら、入場時には携帯電話を専用の機械にかざすだけ。これまでの紙チケットのような申し込みの複雑さや、発券の手間が省けるのがウリだというが……。

「入場を拒否されたのは、どうやら第三者からの譲渡であると確認された人のようです。チケット提示の際にエラーが出た人は、その場で写真付き身分証明書の提示を求められ、登録と違う名前であれば入場はできません。ユーザーの登録情報を変えるということも可能ですが、登録情報変更履歴が残るので、結局入場時に引っ掛かる。つまりチケボは、一切のチケットの譲渡や交換が利かないシステムなんです」(同)

 これには、チケット詐欺やオークション流出を防ぐという目的があるそうだ。しかし、チケットは3カ月も前に販売されており、急きょ行けなくなったとしても払い戻しが利くわけでもなく、せめて友人や家族にチケットを譲ろうと思っても不可能。あまりにも融通がきかなすぎるのではないか。

サイゾーウーマン

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