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時代遅れ、地方アナの接待番組......『草なぎ剛の女子アナSP』の悲哀

サイゾーウーマン / 2012年1月30日 12時0分

 今回ツッコませていただくのは、1月23日放送分『草なぎ剛の女子アナSP2012全国歌がうまい女子アナ決定戦』(フジテレビ系)。

(画像はこちら)


 バブル時代のような「女子アナ」推しをいまどき真正面からしてくる局は、フジテレビくらいしかないと思う。また、中途半端に「歌がうまい」なんてことで「素人カラオケ大会」をたっぷり見せつけるというのも、なかなか普通の精神ではできない芸当だ。

 そんなカラオケ大会の大いなる被害者は、キー局である「フジテレビ女子アナ」を称えなければいけない地方女子アナたちだろう。地方女子アナVS.フジテレビ女子アナの対決という形式で番組は進行していたが、ことごとくフジテレビ女子アナが勝ち、地方女子アナは「添え物」「引き立て役」でしかないという構図。こんなにもヒエラルキーを感じてしまう番組構成は、そうはないと思う。まるでクライアントを接待している接待ゴルフを見ているような気分になる。

 さらにスゴイのは、引き立ててもらっているフジテレビ女子アナたちが、なぜかことごとくどうでもいい場面で「泣く」→「もらい泣きする」ということ。「うんうん、分かる~」とまったく心の琴線に触れていないのに、瞬時にウソ泣きする様は、古典芸能を見ているようでもある。

 時代が変わり、テレビ業界が苦しくなっているいま、女子アナたちも変わってきている。そんななか、昔ながらのいわゆる"女子アナ像"を演じているのは、もはやフジテレビ女子アナくらいなのではないか。しかも、その分野では、頭一つ抜ける存在として、単独で破壊力抜群のTBS女子アナ・田中みな実が躍進しているだけに、どうにも分が悪い。

 内輪ウケという昔のノリを引きずり、「女子アナ推し」という時代からズレた方向性を守り続けるフジテレビ。長きにわたって最先端をいっていたはずの同局が、いつの間にか最も時代からズレてしまっているように見えるのは、なんだかちょっと寂しい気もする。

 ただしひとつ感心するのは、なぜかハイテンションで意味不明の解説をしてくれるクラッシャー「草なぎ剛」を総合司会に置いているという不条理さと、好感度の低さから露出を大いに減らしている千原ジュニアの脇にきっちりと有吉弘行を置くことで、バラエティー的要素高まり、安定感が大幅に増していること。

 だが、トータルとしての帳尻合わせ感が、逆に言い訳っぽく見えて、悲しさを誘う番組でもあった。
(田幸和歌子)


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