嵐チケットに顔認証導入で過熱するファンとジャニーズの攻防戦

デイリーニュースオンライン / 2016年4月8日 12時6分

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「日本一チケットがとりづらい」と評判の嵐のコンサート、ついに顔認証導入──4月23日から始まる嵐のアリーナツアーで顔認識システムが導入されることが報じられた。これにより、運営サイドと一部の過激な嵐ファン=アラシックの攻防戦は、ますますヒートアップしそうだ。

「ももクロがすでに導入していることは知られていますが、実は嵐も2015年末の東京ドーム公演で試験的に顔認証が行われました。入場時に、チケット購入者が事前に登録した顔写真が表示され、目視で確認するという方法でした。ももクロのコンサートではNECの顔認証技術を使った精巧なチェックが行われているのに対し、嵐のコンサートの顔認証はアナログだった。とはいえ、数十万払って転売チケットをゲットしても弾かれる事態が多数起きるのではないかとファンの間では動揺が走っています」(ジャニーズに詳しいライター)

■嵐チケット売買ページには、販売者の顔がズラリ

 現状の転売状況を調べてみると、売買サイト各社では嵐のチケットは今も出品されている。

 大手サイト『チケットキャンプ』を見てみよう。出品数はわずかながら、出品リクエストはその数十倍も存在。販売価格は1枚あたり20万円超えは当たり前。42万円で取引完了された例もあった。1か月分のお給料が軽くふっ飛びそうな価格でチケットを求めるファンが絶えないのは、異常事態としか言いようがない。

 チケット売買サイトは、外せない用事が急遽発生するなど、行けなくなって困った人たちにとっては非常にありがたい仕組みだ。しかし、数十万で売りつけている人のすべてが、「本当に行けなくなった人」なのかは信じがたい。

「顔認証導入を受けて、チケットキャンプの出品では『20代後半女性』『メガネ』『化粧はナチュラル系』など、出品者の風貌が詳細に書かれています。『入場できなくても返金不可』といった注意書きがなされたものも見られる。出品者側・購入者側の両方から、東京ドーム公演レベル目視なら、入れるかもしれないという思惑も感じられますが、こればばっかりは実際に行ってみないとわからない。大きなトラブルが起きないといいのですが……」(前出・ライター)

 アラシックの中にはチケット代捻出のため、かつて狂言誘拐に及び警察が動く事態も起きている。人気グループの宿命とはいえ、穏便に運ぶことを祈るばかりだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。

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