【プロ野球】大学や社会人にも勝てず…巨人3軍の厳しい現状

デイリーニュースオンライン / 2016年4月21日 16時4分

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 今季から新設された巨人3軍。昨年の設立発表から“乱獲”とも言われたドラフトの時期には、野球ファンの間でも話題となっていたが、シーズンオフのドタバタで忘却の彼方……。「今、どうなってるの?」と疑問に思うファンも多いことだろう。そこで彼らの戦績を調べてみたところ、ショッキングな事態が判明した。

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≪巨人3軍ここまでの戦績≫

3/15 ●0-2 日本体育大
3/21 ○9-0 青森大
3/27 △3-3 桜美林大
3/29 ●1-5 広島2軍
3/30 △2-2 龍谷大
3/31 ●2-5 JR東海
4/9  ●0-1 四国IL愛媛
4/10 ●4-5 四国IL愛媛
4/13 ●2-4 BCL石川

(※四国ILは四国アイランドリーグpulsの、BCLはルートインBCリーグの略称)

 1勝6敗2分……。プロであるはずの彼らだが、青森大に快勝して以降、なんと1カ月も勝利から遠ざかっているのだ。

■メンバーもそこまで若くはない

 3軍は育成枠の若手中心。直近の4月13日の石川戦ではこのようなスタメンになっている。

1番:遊 増田大輝(23歳・新人)
2番:二 川相拓也(26歳)
3番:三 坂口真規(25歳)
4番:指 松崎啄也(24歳・新人)
5番:右 青山誠(24歳)
6番:左 アブレイユ(26歳)
7番:一 芳川庸(22歳)
8番:捕 田中貴也(23歳)
9番:中 高橋洸(22歳)
投 篠原慎平(25歳)

 アブレイユを除けば全員が育成選手。しかし、年齢を見ると「非常に若い」という印象は持てない。この日とはスタメンはやや異なるが、多くが大学生より年上のメンバーで、大学生と接戦を演じてしまうのはいかがなものだろうか?

 また、3軍戦には調整を兼ねて、大竹寛、藤村大介、脇谷亮太など、かなり実績ある選手も出場している。

 しかし、その中で目を疑う成績を残してしまっている選手を発見した。かつては1軍で最多セーブに輝いたこともある西村健太朗だ。

 さすがにこのカテゴリーでは大活躍してほしいところだが、4月9日の愛媛戦で9回2死一塁から登板してサヨナラ負けを喫すると、翌10日も9回のピンチに登板し、あっさり逆転サヨナラ負け。石川戦でも敗戦投手になり、なんと3戦連続で救援失敗している。なんとも不甲斐ない……。復活はまだ先と言えるだろう。

■「さすがプロ」と言われる戦いを!

 チームとしては冴えない戦績だが、なかには好成績を残す選手もいる。

坂口真規(25歳・4年目)
34打数12安打 打率.353

田原啓吾(21歳・4年目)
20.2回 自責点3 防御率1.31

 ともに4年目の2人がチームの投打を引っ張っている。対戦相手からすれば「さすがプロ」と言える活躍をしているのではないだろうか。

 一方で疑問符が付く戦術選択もあった。

 4月10日の愛媛戦、4対3で迎えた9回表。マウンドには今季から愛媛に加入した「360°モンキーズ」の杉浦双亮(40歳/登録名・サブロク双亮)が上がった。

 芸人と投手の二刀流で話題になっている男のデビュー戦。杉浦にとっては「本気の挑戦」だが、巨人としてはいくら3軍とはいえ、40歳のルーキーにはプロとして絶対に負けられない。

 しかし、先頭の北之園隆生が四球で出塁すると、続く川相拓也は送りバント。ここで杉浦は降板したが、リードした展開で40歳の新人を相手にバントを選択するのは、どうなんだろうか……。確かに本稿でも「勝ちの少なさ」は挙げているが、それよりも「プロとして」の戦いができているのか疑問が残る。川相昌弘3軍監督にとってはバントも生命線といえるのだろうが……。

 とはいえ、まだまだ新設1年目。プロたる戦いができるまでには時間が掛かりそうだが、選手個人にも組織にもこれからの成長の余地はたっぷりとありそうだ。今後の巨人3軍の本格化に期待したい!

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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