深田恭子『隣の家族は〜』最終回7.9%の大惨敗も記憶に残るドラマに!?

デイリーニュースオンライン / 2018年3月24日 18時18分

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 深田恭子(35)が主演を務める「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)の第10回が3月22日に放送され、平均視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。低視聴率で始まった本作だが、最終回では過去最高の視聴率を記録し、「となかぞ」ファンが増えていった結果といえるだろう。

 第10話で、流産した奈々(深田恭子)は、コーポラティブハウスを出て伊豆の実家に戻る。追いかけてきた大器(松山ケンイチ)に別れを切り出す奈々だが、大器は納得できず、東京に戻った後も荒れた生活を送っていた。

 一方、朔(北村匠海)は高卒認定試験に合格し、渉(眞島秀和)とのパートナーシップ宣誓書にサインをする。すっかり朔と仲良しになった渉の母・ふみ(田島令子)も二人を祝福してくれた。

 小宮山家では、長女の優香(安藤美優)がダンスコンテストに出場する。反対していた深雪(真飛聖)もこっそり応援しにくる。家族の大切さを再認識した真一郎(野間口徹)は深雪に頭を下げ、離婚を撤回する。そして、川村家では亮司(平山浩行)とちひろ(高橋メアリージュン)が事実婚を決意し、亮太(和田庵)も含め、ひとつの家族になった。

 伊豆で失意の日々を送る奈々のもとに義母・聡子(高畑淳子)が訪れる。「楽しいことは誰とでも共有できるけど、辛いことは一番大事な人としか共有できない」と諭され、大器の大切さを再確認した奈々はコーポラティブハウスに戻る。お互いの大切さを確認しあった二人は、不妊治療から卒業することを決めるのだった。

 果たして奈々は再び子どもを授かるのか?という点については、放送前にインターネット上で論戦が繰り広げられていたようだ。
「あと一つ残っていた受精卵で妊娠する」、「あえて結末をぼかす」、「妊娠しないで二人で生きていくことを決める」などさまざまな予測があったが、脚本家が選んだのは「夫婦二人で生きる」道だった。

 完全なハッピーエンドを望むのであれば、奈々を妊娠させるべきだったのだろう。しかし、安易に妊娠させず、「子どもを持たない」という生き方を肯定したのは、誰も傷つかない結末であり、ある意味でハッピーエンドといえる。
妊娠・出産エンドになっていたら「不妊治療はこんなに簡単なものではない」という感想を持つ視聴者もきっといたはずだ。不妊治療の難しさを伝えながらも、二人でいるだけで幸せというメッセージは十分すぎるほどに心に響いた。

 最後の記念写真撮影のシーンは、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)の子どもが大きくなっていることから、最終回から数年後の設定であることがわかる。しかし、その時点でも奈々と大器は子どもに恵まれていない様子。ただし、このときの奈々はマタニティ服を着ているように見え、「妊娠したのでは?」と推測する声もある。最後まで推測の余地を残した脚本は見事としか言いようがない。

 他の3家族が、完全なハッピーエンドとなったのは少々驚いた。子どものいる小宮山家が離婚することはないだろうと思っていたが、朔と渉がパートナーシップ宣誓書まで提出するのは少々意外だった。同性カップルは最終的に別れてしまうのがこれまでのセオリーだったが、本作で既定路線は打ち砕かれたようだ。これも時代の流れといえるだろう。パートナーシップ宣誓書の存在を知らしめたこともこのドラマの功績といえる。

 不妊治療を扱ったドラマは、不妊治療経験者からの風当たりが強くなりがちだが、このドラマではきちんと向き合っていて描いていたように感じる。

 視聴率こそ振るわなかったが、それでも後半はV字回復を遂げ、確実に視聴者の心を掴んでいった。インターネット上のドラマ感想板でも本作への評価は高い。記録には残らなくても記憶に残るドラマとなったことは間違いないだろう。

文・Harumaki

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