刃物で脅して求婚? 元死刑囚!? うさぎグッズ大好き! 東大で脳が保管されてる? 日本・世界の文豪たちの知られざる素顔!

ダ・ヴィンチニュース / 2016年11月20日 18時0分

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『文豪図鑑 あの文豪の素顔がわかる』(開発社:編/自由国民社)

 最近なにかと話題になっている「文豪」。そもそも文豪とは普通の小説家とは違う、優れた文学作品を残した偉大な人物に与えられる称号のことだ。今もなお読み継がれる作品を作り出した文豪たち、さぞや素晴らしい人格者だったのだろう……と、思いきや、意外と「ぶっ飛んでる」……?

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『文豪図鑑 あの文豪の素顔がわかる』(自由国民社)は、明治・大正・昭和・明治以前(古典文学)、海外の超有名文豪たちの名作と、その意外な素顔を丸裸にしている、読んで楽しく、そして「ためになる」文豪尽くしの一冊だ。

 本書には文豪の個人的な「プロフィール」(生没年、出身地、関係の深い人、作風、経歴、年表)と、「作品の詳細」(代表作のあらすじ、作品のポイント、作品の背景、読んでおきたい作品)の、2つの情報が載っている。

「文豪という『人間』に興味がある」もしくは「『作品』自体のことを知りたい」。どちらの欲求もバランスよく満たしてくれているので、文豪を題材にした某人気マンガから文学に興味を持ち、「作品と人物のこと、両方知りたい!」と考えている初心者にもオススメだ。

 例えば明治の文豪、夏目漱石が「落語マニア」で「無類の甘党」だったことや、親友の正岡子規との「泣ける」友情、偉大なる天才として、死後に摘出された脳は今も東大に大切に保管されていることなど、作品からはうかがい知れない文豪の素顔を知ることもできる一方、『こころ』のあらすじ、その作品のポイント(書かれた背景、解説)が紹介されているので、文学の造詣を深めることもできる。

 自然主義文学の先駆者である国木田独歩(くにきだどっぽ)は、激しい気性の持ち主で、好きになった女性に刃物を突き付け結婚を迫ったという驚きのエピソードや、「病的な潔癖症」でありながら「うさぎグッズ」を集めていたという、おもしろい個性の持ち主である泉鏡花(いずみきょうか)。ベジタリアンだった宮沢賢治に、死刑囚だったというドストエフスキー、「忍者説」もささやかれる松尾芭蕉などなど、「そうだったの!?」という驚きの事実も満載。

 ちなみに、本書に出てくる文豪たちのイラストは、誰も彼もイケメン(美女)ぞろいなのもポイント。イラストは文豪たちの作風や生き方をイメージして作画されているので、それだけでも文豪の個性を感じることができる。なにより、美しいイラストたちは、とても眼福。今まで知らなかった文豪たちにも、興味を持つことができるはずだ。

 文豪たちそれぞれの性格、趣味嗜好といった人間らしさを知ってから読む「文学」はまた違った面白さをもたらしてくれるだろう。本書はその手助けになるエンターテイメント性あふれる一冊だ。

文=雨野裾

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