就活生にもオススメ! 仕事がつまらないと感じている広告人へ(ブックレビュー)

ダ・ヴィンチニュース / 2013年4月19日 11時50分

写真

『これからの広告人へ』(笠松良彦/アスキー・メディアワークス)

 広告会社に勤める友人は多いのですが、最近どうも年代問わず仕事を楽しんでいる雰囲気がありません。成果主義が年々きつくなっており、出世のポイント=利益となっていることが最大の原因だとは思いますが、それはどこの業界も同じ。

元記事はこちら

 クライアント(広告主)のニーズが変化しているのですが、そのような環境下でも広告という仕事を楽しみながら、世の中に対する仕掛けをする=夢を語る人は少なくなったように感じます。いい意味での遊びの部分がなくなり、その分リスクをとらない言い訳が増えたのかもしれません。今でも夢を語れる少ないひとりが本書の筆者、笠松さん。NECで営業を経験されたあと、博報堂、電通の2社に所属、フリーマガジン『R25』を仕掛けたメディアシェイカーズなどの社長などを歴任されています。

 クライアントのグローバル化に対しての対応や、ソーシャルメディアの拡大などメディア環境の変化によって、広告の世界は大きく変化しています。今後、業界の将来はどうなるかについて、笠松さんは60年続いた広告会社のモデルの転換期だと指摘。ただし、手法は変わっても広告が機能し続けることは変わらない、そして大手の会社は広告ビジネスモデルの変化に気がついていてあとは対応して実践するのみと、広告会社の将来について不安が払しょくされています。課題は広告業界に勤める個人の意識や行動がいかに変化できるか、にかかっているということです。そこが広告人としての価値であり、本書の内容になります。

 社会人としての基礎的な作法から、アイディアの出し方、企画書作成やプレゼンテーションの考え方まで具体的に事例を交えて、どうしたらいいかを解説。広告人はもとより、他業界の方でもビジネススキルの教科書としても納得感のある実学の1冊です。

文=横田浩一
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「エディターレビュー」より)

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング