こんなもので事件が解決!? 細かすぎる刑事が人気!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年4月25日 11時50分

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『ザッソウ 元植物学者・園田チカの捜査』(鈴木あつむ/芳文社)

 テレビドラマ不調のいま、『相棒』(テレビ朝日)をはじめとする刑事ドラマは根強い人気で高視聴率も期待できる貴重なジャンル。今クールも各局数々の刑事ドラマがラインナップされている。刑事ものが増えすぎているせいか、天気の知識で謎を解く『お天気お姉さん』(テレビ朝日)や、B級グルメについて熱く語りまくる『めしばな刑事タチバナ』(テレビ東京)、ずば抜けた観察力とデブならではの愛嬌を武器に刑事・花沢太郎が活躍する『刑事110キロ』(テレビ朝日)、物理学で事件を解決する『ガリレオ』(フジテレビ)……と、個性豊かというか、細かすぎるというか、ピンポイントな武器をもつ刑事がたくさん登場している。そして、マンガでも「そんなピンポイントの知識で!?」と驚くような細かすぎる刑事ものが人気なのだ。

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 まずひとつ目は、道端に生えている雑草。それをもとに謎を解くのが、3月16日に発売された『ザッソウ 元植物学者・園田チカの捜査』(鈴木あつむ/芳文社)の園田チカだ。刑事のくせにオレオレ詐欺に引っかかり、死体を見れば吐いてしまうし、事情聴取をすれば感情移入しすぎて号泣。そんなダメダメ刑事の彼女だが、植物に関する知識はピカイチ。オオバコは人がよく通る場所ほど増えるという特性から、庭に生えたオオバコを観察して3兄弟の中から祖母を殺した犯人を見つけたり、彼岸花で行方不明になった女性を探し出す。さらに、オナモミが盗撮の証拠になったり、殺人現場に大量のハゼノキが生えていたことから犯人として捕まってしまった親友の無実を証明したりもするのだ。普段はまったく意識しないし、その辺の道端に生えている雑草がこんなに多くの手掛かりを持っているなんてびっくり。

 また、刑事ではないが『お天気お姉さん』のお天気キャスター・安倍晴子や『ガリレオ』の物理学准教授・湯川学のように捜査に協力してくれるのが『家電探偵は静かに嗤う。』(藤見泰高:著、岩澤紫麗:イラスト/秋田書店)の家山電。彼の武器は家電の知識。家電の修理屋をしている彼は、修理に出したパソコンから職業を見抜いただけでなく、その惨状からかなり頻繁に家電を修理に出していると判断。そこから修理履歴を検索して名前を言い当て、さらに修理に出されていた家電の種類やサイズからひとり暮らしで冷凍食品ばから食べているということまで見抜いてしまうのだ。また、IHヒーターで天ぷらを作っているときに発火して人が焼け死んだときは、それが念入りに仕組まれた計画殺人であることを見事に証明。外国人連続強盗団を捕まえるときには家電サービスマンの情報網を駆使して次のターゲットになりそうな家を探し出すし、ストーカーが利用しているGPS機能を逆手にとって相手を誘き出したりもする。家電を見ただけでこんなことまで見抜かれてしまうとなると、家電屋がちょっぴり怖くなるかも。

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