百人一首バトルからメイド喫茶まで 思わずツッコミたくなる古典マンガベスト5

ダ・ヴィンチニュース / 2013年4月29日 7時20分

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『詠う!平安京(1巻)』(真柴 真/スクウェア・エニックス)

 『源氏物語』や『平家物語』など、古典作品はよくドラマやマンガのモチーフとして使われている。ただその中にはギャグやとんでもない設定を取り入れて、思わずツッコミをいれたくなる作品も多々ある。そこで今回は、早稲田大学の古典和歌物語の研究員・梅田径さんに思わずツッコミを入れたくなる古典をモチーフとした作品をピックアップしてもらった。

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「原型をとどめていないぐらいに改変されることも歴史や古典の面白さです。今回は原作を愛しすぎるがゆえに暴走した作品を選んでみました。存分に楽しんでください。」

【1位】『詠う! 平安京(1~2巻)』(真柴 真/スクウェア・エニックス)
平安時代にタイムスリップした主人公が、在原業平と出会い歌人達の和歌対決《歌合》に巻き込まれていくという物語。
「百人一首で歌合バトルを繰り広げるという突っ込みどころ満載の作品です。この漫画では詠った和歌の力によって周りの風景が変わるのですが、そのイメージがとてもカッコよく引き込まれるものがあります。この際、登場人物たちが実在した時代がズレているといった時代考証的なことは関係ありません! イケメン歌人の熱いバトルが見たい人はぜひ!」

【2位】『國崎出雲の事情(1~12巻)』(ひらかわあや/小学館)
有名な歌舞伎一家の子として生まれた主人公、國崎出雲が“女”として舞台に立つ女装少年歌舞伎コメディー。
「歌舞伎の舞台や演目の見所などが分かりやすく、衣装などもしっかり描写されていて、親しみやすい作品です。梨園(歌舞伎役者の一族)の様子などもリアルに近いものがあるがあるかも。それにしても、どうして女形だからってメイド喫茶でバイトしてるんだよ(笑)!」

【3位】『萌えよ 幕末女子 蛤御門でつかまえて』(ししゃも歳三、今川美玖/メディアファクトリー)
幕末の感動的なエピソードなどを紹介しつつ、幕末が好きな女子(幕女)の生態系を描いた漫画作品。
「幕女がいかに熱い気持ちで幕末志士を愛しているのかよくわかる作品です。『今参りたい墓11』や『「新撰組」このベストキャストで映画化希望』などツッコまざるを得ないコラムも盛りだくさんです。それにしてもタイトルの『蛤御門でつかまえて』ってどういうことだよ!」

【4位】『源氏物語(全7巻)』(江川達也、紫 式部/集英社)
紫式部の源氏物語を『東京大学物語』で有名な江川達也が漫画化した作品。
「原作にとても忠実で、古文と現代文が併記されているので、源氏物語を深く知りたいという人にもオススメです。ただ、とてもエロい! 原作もエロい部分はあるのですが、それが江川達也の手にかかるとここまでドエロになってしまうのかと驚きます。ありそうでなかった男も楽しめる源氏物語だと思います。」

【5位】『千尋に咲く花(全2巻)』(秋乃茉莉/祥伝社)
源平合戦の最中、浪の下に沈んでしまった安徳天皇は海の中で龍神と出会い…。 「『平家物語』などで有名な源平の騒乱で海に消えた安徳天皇が実は生きており、海で亀や竜や琵琶法師などに出会う話です。壇ノ浦(山口県周辺の海)の下が竜宮城ってどういうことだよ! ってツッコミたくなりますが、非業の死を遂げた安徳天皇には海の中で幸せになって欲しいです」

(ダ・ヴィンチ電子ナビ「○○な本べスト5」より)

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