元NHK堀潤アナが選ぶ「新社会人が社会に立ち向かう武器本」 ベスト5

ダ・ヴィンチニュース / 2013年5月1日 12時10分

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『PLANETS vol.8』(宇野常寛/第二次惑星開発委員会)

 5月になり、自分の仕事の理想と現実に思い悩む新社会人も多いのではないだろうか。 そんな人たちへエールを送るべく12年勤めたNHKをこの春退社し、フリーのジャーナリストとして活動する堀潤さんが、社会に立ち向かう武器となる本を5冊をランキング形式で選んでもらった。

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「新社会人のみんなに、自信を持ってオススメしたい5冊です。僕自身の武器にもなっている。政治がダメだから、会社の上司がダメだからって、思うことはあってもそれじゃ自分は変わらない。そんなときに自分には何ができるだろうって思ってもらいたいんですよね。高い理想を掲げなくても、助けてくれる人は必ずいるから、社会を信じて頑張れ!」

【1位】『PLANETS vol.8』(宇野常寛/第二次惑星開発委員会)
新社会人より少し先輩、30代周辺の若手論客たちの考えが一同に集まる雑誌です。編集長の宇野常寛君は、「日本の法律や年金制度は戦後のOSを利用したシステム。家族構成やライフスタイルが変わった今でもそのOSを使っているから破綻する」と語っています。教養は、自分の武器になる。今の日本の問題を知ることで、自分たちが何をするべきかを考えるきっかけにもなるし、オトナたちとそういう議論ができれば、「こいつやるな」って見てもらえますよ。

【2位】『中国化する日本 日中「文明の衝突」一千年史』(與那覇 潤/文藝春秋)
実はこの「中国化する日本」の「中国」って、宋朝のことなんですよ。宋というのは身分制度がなく、科挙によって実力のある人が登用された時代。貿易も盛んで、中央政治で、開かれた世界。その時代に日本がようやく追いついた、という意味です。気になるでしょう? どんなビジネスの分野でも、グローバル化が大きなテーマだと思いますが、それにどう対応するのかは歴史的背景も重要なファクターです。この本は新しい視点から日本史が学べて面白いですよ。

【3位】『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(開沼 博/青土社)
原発問題に対して、放射能が怖いから逃げるべき、いや逃げなくても大丈夫など、福島の中でも意見は分かれてしまっている。もちろん外野も、身勝手なことを言いますよね。実は、放射能の影響については専門家の中でも意見が統一されていないほど、正解が出ていないんです。日本全体の話と日本の復興の経済成長を考えていくのに、原子力災害にどう向き合うのかは勉強した方がいい。そしてもっと重要なのは、社会としてそれぞれの意見を尊重することだと思います。

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