井口裕香主演のカルトホラーアニメ『燃える仏像人間』がやばい!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年6月12日 18時10分

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アニメ『燃える仏像人間』

 萌え、オッパイ、ハーレム、百合と様々なアニメを紹介している当編集部だが、今回は、みなさんの大好きなそれらの萌えアニメから100万光年離れたはるか彼方で、不気味な暗黒星団の如くギラギラと輝く、異形のトラウマ作品を紹介しよう! その名も『燃える仏像人間』だ!

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 京都で多発する、謎の仏像盗難事件。その影には、正体不明の盗賊集団「シッダールダ」の存在があった…。事件に巻き込まれ、住職であった父、そして母を亡くし天涯孤独の身となった女子高生・紅子(CV:井口裕香)。ひとりぼっちになった彼女が身を寄せたのは、両親と旧知である僧侶・円汁(CV:寺田農)の住む円慶寺。そこで、彼女は仏像と人間が融合した醜い「仏像人間」と遭遇する…。 裏で糸を引く円汁の真の目的は? 敵か味方かシッダールダ。少女に襲いかかる魔の手! 次から次へと起こる「わけがわかんないよ!」(by紅子)な事態。果して、紅子はこの生き地獄から脱出する事ができるのか!?

 と、紹介していてもさっぱり「わけがわからない」この作品、制作方法も通常のアニメーションとは全く違う「劇メーション」と呼ばれる手法をとっている。「劇メーション」とは「劇画+アニメーション」を意味する造語で、1976年に放送された楳図かずお先生原作のテレビシリーズ『妖怪伝 猫目小僧』でお馴染み…というか、筆者もそれでしか知らない実にマイナーな手法である! 実際にどうやるのかと言うと、背景の前で、紙に描いて切り抜いたキャラクターを手動で動かして、それをリアルタイムで撮影するという、いわば動く紙芝居と言うか、紙でできた人形劇と言うか…。とにかく、CG全盛のこのご時世に実に斬新な手法だ!

 と、今これを読んでいる貴方はズバリ「しょぼい…」と思った事でしょう。いや、思ったはずだ! たしかに、ローテクかつ原始的な手法だが、それが、監督であり今回劇中で使用された全ての絵をたったひとりで手がけた、新人クリエイター宇治茶によるキャラクター群の迫力とあいまって、今まで誰も観たことの無い、一種異様な世界を作り出しているのだ。また、この『仏像人間』は、背景や登場キャラクター間のピントの切り替えや、計算されつくしたカメラワーク、あっと驚く特殊効果によって全く単調さを感じさせない、奥行きのある画面設計になっているのもポイントだ。これは是非とも劇場で確かめていただきたい。

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