ブラック企業大賞はワタミに! で、ブラック企業ってどうやって見分ければいいの?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月13日 11時30分

写真

『知らないと損をする! ブラック企業を見抜く30のポイント』(新田龍/ゴマブックス)

 アナタの職場環境は大丈夫だろうか。低賃金、長時間労働、セクハラ・パワハラ、サービス残業…。過酷な労働環境を持つ企業はここ数年で「ブラック企業」と呼ばれ、社会的にも注目されている。そんな時勢を受けて、8月11日、「第2回ブラック企業大賞」が発表された。見事、大賞に選ばれたのはワタミフードサービス。真の実態は社員にしか分からないが、マスコミによって明らかにされた全社員に配布している冊子「理念集」の「365 日24 時間死ぬまで働け」という文句や社員の過労死の事件は記憶に新しく納得の結果と言える。

関連情報を含む記事はこちら

 「ブラック企業大賞」は、労働法に抵触寸前の条件で働くことを強いている企業の頂点を決めるもの。不名誉な賞にノミネートされれば、労働環境を改善しようとする動きも自然と出てくるだろうから、ブラック企業で働く人々を救い出すことにも繋がるかもしれない。だが、出来るなら、そもそもブラック企業には入りたくないというのが本音だ。ブラック企業に勤めてしまった2万人を超えるビジネスマンと面談してきた経験を持つ新田龍氏著の『知らないと損をする! ブラック企業を見抜く30のポイント』(ゴマブックス)から、今回は入社前に企業がブラック企業かどうかをチェックするポイントをご紹介しよう。

 新田氏によれば、企業と接触する前に、その会社がブラック企業かどうかを見分けることは可能だという。例えば、求人広告で「社風の良さ」ばかりを強調し、「楽しそうな社員の写真」しかない会社は要注意だ。アピールできる強みがないために「いい雰囲気」だけ、広告閲覧者に植え付けようとしている可能性がある。

 やたらカタカナを使って、クリエイティブな印象を出している職種も怪しい。以下は実際に求人情報誌に掲載されている職種だが、何のことだか分かるだろうか。

1.オフィスのIT化に関するコンサルタント
2.ハウスメンテナンスアドバイザー
3.コーポレートプロフェッショナルアドバイザー

正解は
1.コピー機、電話機の販売
2.シロアリ駆除の営業
3.損害保険の営業

 横文字を使うとイメージががらりと変わってしまうのが分かるだろう。はっきりと「○○を売る仕事です」と記載されていない場合は注意した方が良い。

 また、募集要項を見た時に、入社ハードルの低さが強調されている上に初任給がやたら高い企業は危険。日本経団連によれば、2012年度の新卒大卒者の初任給平均額は20万7585円。その金額より3割も高い27万近くの初任給を設定をしている会社には大抵ウラがあるという。ハードワークはもちろんだが、残業代が出るならばまだ良いほう。みなし残業代が何十時間分か含まれていたりするので、額面として高くても残業代がゼロという場合がある。

 他にも多くのブラック企業を見抜くテクニックが紹介されているが、全てに共通しているのは雰囲気に騙されないこと。ブラック企業に勤めてしまった人の多くは求人広告や説明会での印象に惹かれて入社を決めてしまうらしい。

 上手い話には何にでもウラがある。そのことを肝に銘じて就職活動・転職活動に励めば、ブラック企業に出会う危険は避けられるかもしれない。

文=アサトーミナミ
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング