『俺妹』『あの花』『つり球』……大流行の聖地巡礼に鉄オタも参戦!?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月16日 12時0分

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『アニ鉄!』(ネコ・パブリッシング)

『けいおん!』(かきふらい/芳文社)の舞台となった滋賀県の豊郷小学校旧校舎では、今年も8月17日、18日の2日間、「聖地巡礼!!2013~夏休み合宿編~」というライブイベントが開催される。『けいおん!』ファンからは“聖地”として親しまれ、多くの人が訪れたこの場所。この豊郷小学校と同じように、最近のアニメでは実在する土地や場所をモチーフにしたり、何気ない背景にも実在の風景を用いることが多くなった。自分が住んでいる場所やいつも通る道、毎日乗る電車など、身近な風景が舞台に使われていることも少なくない。そのため、マンガやアニメの舞台を巡る聖地巡礼も今では当たり前のようになった。そんな聖地巡礼の新しい形として登場したのが、8月3日に発売された『アニ鉄!』(ネコ・パブリッシング)だ。この本では、いろんなアニメに登場する“鉄道”にスポットをあてて聖地巡礼している。

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 たとえば、『つり球』や『探偵オペラミルキィホームズ』、『TARI TARI』、『Aチャンネル』などアニメではたびたび登場する人気の江の島。ここには有名な江ノ電をはじめ、小田急、湘南モノレールなど、さまざまな鉄道がある。『つり球』のオープニングでも登場する龍宮城のような片瀬江ノ島駅は、「関東の駅100選」にも選ばれているし、『探偵オペラミルキィホームズ』では、江ノ電の300形をモチーフにした電車のなかで数々の事件が繰り広げられる。それに、同じ江ノ電でも『TARI TARI』や『Aチャンネル』とは、元になった車両の型が違っていたりする。こんなふうに、鉄道を軸に聖地巡礼していくと同じ場所や同じ電車でも、いろんなアニメに思いをはせることができるのだ。

 また、電車そのものや駅だけでなく、踏切や高架下といったなんでもない場所が聖地になっていることもある。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でヒロインの幽霊・めんまがはしゃいで登っていた線路柵も、埼玉県秩父駅構内の線路際にあるもの。彼女が、2話で夜歩いていた高架下にも、ちゃんと元になった場所がある。

 主人公の女子高生たちが登山に挑戦する『ヤマノススメ』でも、彼女たちが通学する際に通る踏切。埼玉県飯能市の「東飯能2号踏切」が登場するのだ。もしかしたら、あなたも知らず知らずのうちに聖地巡礼しているかも!?

 さらに、アニメで登場する電車のなかには意外にレアなものもある。『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』で登場する千葉都市モノレール。実は、千葉都市モノレールからの要望により、2期からは新型車両のアーバンフライヤーが登場しているのだ。しかし、実際はまだわずか3編成しかない。『日常』で主人公たちが乗っている107系にも2タイプの外観があるのだが、アニメに登場する緑とピンクのラインが入ったものは「全部で5編成しかないレアなタイプのほう」なんだとか。レアだと知れば知るほど、ますます「実際に見てみたい」という欲求が湧いてくる。

 アニメの舞台としてだけでなく、電車の細部や特徴についても知ることができる鉄道主軸の聖地巡礼。アニメファンはもちろん、鉄道オタクにとっても新たな発見や楽しみ方ができるはず。これが流行れば、今後は食べ物と聖地、看板と聖地のように、ポイントごとに絞った聖地巡礼の楽しみ方が続々登場するかもしれない。

文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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