エロと恐怖は相性がいい!? 女性が楽しめる「エロ怖」作品

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月17日 7時20分

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『魚神(いおがみ)』(千早茜/集英社)

 女性監督&女性スタッフによるAVメーカーや女性向けグッズも登場するなど、女性向け“官能世界”がかつてないほど賑わっている。『ダ・ヴィンチ』9月号ではそんな「女による女のための官能世界」を大特集。一般小説やマンガの中にも、女性作家による女性が楽しめる官能作品がますます増えている。ここではその中でも“官能”と“恐怖”をキーワードに作品を紹介しよう。

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――精神分析の創始者であるフロイトは、ギリシャ神話の性愛の神であるエロスと、死を神格化した神であるタナトスを一対の概念として提唱した。

 性=生への欲望は新しい命を生む根源だが、同時に荒々しい破壊衝動をも撒き散らす。強いエネルギーを持つがゆえに、反転するとあっという間にすべてを呑み込み、滅ぶまで破壊し尽くす奔流になるのだ。

 だから、エロスと死の恐怖は相性がいい。

 ここで紹介する5作品は「エロ怖」をキーワードに選んだものばかり。

 タブーを犯す恐怖、死と隣り合わせの世界に生きる恐怖、人外のものと肌を合わせる恐怖。種類はさまざまあるものの、思わず身震いするような物語が繰り広げられていく。

 だが、読み進めるうちに気づくはずだ。その「恐怖」には、甘い疼きが潜んでいるということに。畏れさえも快感の道具にしてしまう人間とはなんと罪深く、欲深いものなのだろう。貪り尽くした快楽の果てに恐怖が待っているのか、それとも恐怖が極上のエクスタシーの運び手なのか。日常から逸脱した世界だからこそ表現できる、強烈なエロスを味わってほしい。

文=門賀美央子


女性が楽しめる「エロ怖」作品
<小説>
■『魚神(いおがみ)』千早 茜 集英社文庫 500円
■『パリの舌人形』長島槇子 メディアファクトリー(電子書籍) 315円(Kindle版300円)
<マンガ>
■『ウツボラ』(全2巻)中村明日美子 太田出版エフC 各700円
■『U』今日マチ子 太田出版エフC 1260円
■『蝮(まむし)の舌』うかみ綾乃 小学館クリエイティブ/発行 小学館/発売 1350円

 同誌ではほかにも、「大人女子のリアル・エロ」「思春期エロ」「実はまだ処女」「BL&GL(ガールズラブ)」「ドS男子」「歴史古典エロ」をキーワードに厳選された作品を紹介。必ず好みに合った作品が見つかるはず!

(『ダ・ヴィンチ』9月号「女による女のための官能世界」特集より)

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