両親がオタク! その子どもはリア充に育つか、オタクに育つか!?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月20日 11時50分

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『親はオタでも子は育つ!』(堂高しげる/銀杏社)

 オタクの人口は増えてきたが、やはりまだネットでも「親がオタク趣味を理解してくれなくて辛い」というスレッドが立つなど、親の理解を得るのはなかなか難しい様子。しかし、最近ではオタクが親になる年齢になってきた。実際、8月9日に発売されたコミックエッセイ『親はオタでも子は育つ!』(堂高しげる/銀杏社)には、黎明期オタクと黎明期腐女子の両親が登場する。そこで、この本から親がオタクだと子どもはどうなってしまうのか見てみよう。

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 オタクが親になるのだから、当然子どももオタクにしたいのかと思いきや、初めは自分たちの青春時代を思い出し「子供は普通の子に育ってほしい」「できればリア充で……」と話していた2人。でも、いざリア充に育てようと思っても、自分たちがリア充ではないので、具体的にどうすればいいのかさっぱりわからない。「誕生日パーティーに招待されたり……!」「異性の友達がいて――血統書つきの犬飼ってて――洋楽聴いてて――えーと…」と必死に想像を巡らせるが、彼らの妄想力ではまったく補えず、あえなく断念。結局、子育てに関しても自分たちの得意なオタク方面で妄想力を発揮するのだ。

 しかし、同じオタクとはいってもマンガ家で女性声優やフィギュアが好きな旦那さんと、腐女子の奥さんではその分野も全然違う。だから、ときには「うちは素朴な腐女子に育てたいんや!!」「俺は男子に負けない怪獣博士にしたい!!」と教育方針の違い(?)で揉めることも。腐女子の奥さんは胎教にBLのアニメを見せるし、「娘とBLの話で盛り上がるのも楽しいかなって…」と妄想を膨らませる。一方、それを聞いた旦那さんは趣味で集めた怪獣フィギュアを引っ張り出し、「娘が遊んでいい怪獣フィギュアとダメなのを分けてた」とご機嫌で仕分けを始めるのだ。オタクが親になると、たくましく育ってほしいとかどんな習い事をさせるかといったことと同じように、どんなオタク趣味の子に育てるかも大事な教育方針になるみたい!?

 そして、そんな物心つく前からの英才教育はきちんと実を結ぶよう。たまたまTVに映っていたウルトラマンの怪獣キャラが、TVの前に置いてあったフィギュアと同じだったらしく、そこから怪獣フィギュアに興味を持った娘。その後は、気に入ったフィギュアを引っ張り出してはそのキャラが出てくるビデオを見ていた。でも、娘なのでやっぱり母親の影響の方が強かったらしく、ウルトラマンレオと弟のアストラが握手するシーンを見て大興奮。画面を食い入りように見つめる横顔は母親そっくりで、彼らが握手しないときは「どうしてアクシュしないの~!!」とキレるし、フィギュアにも手首がちぎれるくらい何度も握手させるほど。さらに、その約1年後には「メビウス! 男同士だけど結婚して下さい!」「ハイ!」とひとりで人形遊びをしている姿を目撃。わずか3歳でこんな人形遊びをするなんて、腐女子DNA恐るべし…!

 これからどんどんオタクの親が増えていけば、もう「親がオタク趣味を理解してくれなくて辛い」と言う人はいなくなるはず。むしろ、「親のオタク趣味が理解できなくて辛い」とか「子がオタク趣味を理解してくれなくて辛い」といったスレッドが立つようになるかも?


文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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