レーベルは減るが読者は増える? ラノベ通が考えるライトノベルの未来

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月21日 18時50分

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『カゲロウデイズ -in a daze- 』(じん(自然の敵P:著、しづ:イラスト/エンターブレイン)

 こんにちは。『ダンガンロンパ』で可愛い女の子が消えていくのが堪えられない愛咲です。今回のライトノベルレビューは、先日、渋谷で行われた「ラノベ読み超会議」の模様をレポートするぞ。「ラノベ読み超会議」は、ライトノベルファンが集まり、ライトノベル業界の発展を目指して、お互いに研究成果や意見を交わし合うワークショップ。ライトノベル関連の有名ブロガーや現役の書店員といった、業界に精通したラノベ通たちが、「ライトノベルの未来を考える」をテーマに熱い議論を交わした。どんな意見が出たのか、その一部を紹介しよう。

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Q.ライトノベルのレーベルはどうなると思いますか?
いまのライトノベル業界は、新興レーベルが次々と乱立してシェアを争う戦国時代。将来的にはさらにレーベル数が増えていくのかと思いきや、ラノベ通の予想では「減っていく」という意見が大多数を締めた。その理由としては、

・個人出版や電子書籍など、出版社を介さない作品が台頭していくだろう。
・既存のレーベルが合併吸収などで大手に統合していくと思う。
・現状では出版サイクルが早過ぎ、在庫を抱えて潰れていくところも出てくるのでは。

現在の生存競争は長く続かない。レーベル数は今がピークだろうという見解だった。

Q.ライトノベルの読者はどうなると思いますか?
ライトノベルのメイン読者層である中高生は少子化により減少していく傾向にある。しかし、ラノベ通の出した結論は、「増えていく」という、またしても予想外の回答だった。

・グローバル化して海外に消費者を求めていくので増えると思う。
・アニメ化やコミック化、ボカロ小説など、ライトノベルへの入り口が多くなっている。
・大衆化を果たし、スマートフォンのように誰が持っていても当たり前のものになる。

いままで読まなかった人々にもライトノベルが受け入れられていくということだった。

Q.ライトノベル業界はどこに力を入れるべきか?
ライトノベルを発展させていくため、出版社はどこにコストや人材を割くべきか、様々な方策が挙がった。なかでも参加者たちが声を揃えて重要だと挙げた点がこちら、

・作家やイラストレーターの人材育成や有望な新人の発掘。
・アニメ化した作品は割引キャンペーンをするなどの販売努力。
・ライトノベルの海外翻訳をもっと進めるべき、あるいは海外から逆輸入。

やはりグローバル化と新規市場の開拓が重要なポイントのようだ。

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