2020年、団塊世代が大量に胃がんになる!?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月27日 11時40分

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『医者が患者に教えない病気の真実』(江田証/幻冬舎)

 先日、末期のスキルス性胃がんであることを公表した、音楽プロデューサーの佐久間正英。GLAYやJUDY AND MARYなど錚々たるバンドを世に送り出してきた有名プロデューサーの突然の告白に世間は騒然としたが、日本人にとって胃がんは男女ともに罹患率の高い病気。しかも、7月に発売された『医者が患者に教えない病気の真実』(江田証/幻冬舎)によれば、「2020年に団塊世代は、大量に胃がんになる」とさえ書いてあるのだ。

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 “内視鏡とアンチエイジングの第一人者”によるこの本によれば、日本人の60%がピロリ菌に感染しており、ピロリ菌が慢性的な胃炎を引き起こし「胃の粘膜をペラペラに薄く」しているそう。このペラペラになった胃の萎縮面積が広ければ広いほど、胃がんになりやすいというのだ。団塊世代も還暦を超え、その人口の多さから見ても2020年に「団塊の世代を中心に日本人が胃がんになる数が過去最大になる」と予想している……というわけだ。

 日本人が恐れる胃がんだが、じつはアメリカでは「白血病くらい珍しい病気」。それほどに日本人はピロリ菌の感染率は高いようで、気をつけたいのは口移しでの感染。とくに子どもは胃液の酸度が弱いため「強力なピロリ菌を殺すことができず感染してしまう」のだとか。著者は「女性は妊娠されたら、お子さんの将来のためにもピロリ菌検査をすることをおすすめします」と書いているが、これはお父さんも同じだろう。

 また、日本人には日頃から胃炎に悩まされている人も多いが、本書には「胃炎があると、認知症になる確率は2倍になる」という衝撃的な話も。実際、アルツハイマー型認知症の人を調査すると、胃炎がある人が88%、ない人は46.7%なのだとか。さらに、「胃炎を治療して2年経過すると、認知機能が有意に改善する」そう。胃の影響力、恐るべしである。

 ここまで読むと、自分の胃にピロリ菌がいるのかいないのか確かめたくなるが、検査は想像するよりずっと簡単。もっとも手っ取り早いのは、血液を採取してピロリ菌の抗体を調べる検査だ。「血を採られるのは苦手」という人でも、尿素の薬を飲んで20分後に息を吐く検査(尿素呼気試験)や、便の採取で調べる方法もあるとのこと。血液検査はだいたい2000~3000円で受けられるそうなので、気になる人はぜひ検査を受けてみよう。


(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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