じぇじぇじぇ! あまちゃん二次創作「あま絵」の公式本&公式Tシャツ登場!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月30日 17時30分

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「あまちゃん」公式Tシャツ(デザイン2種、各4色、価格は3000円)

 朝が来るのがこんなにも待ち遠しいのは初めてだ。クドカンの魔法に日本中が魅了されてしまった。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』は日本の朝をガラリと変えてしまったのだ。地味で暗くて向上心も協調性もないと言われていたはずのヒロイン・天野アキの大奮闘に日本全国が時に感動し、時に腹を抱えて笑っている。こんなにも視聴者の心を動かした朝ドラは未だかつてないだろう。

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 それを裏付けるように視聴者の間で、毎日「あまちゃん絵祭り」が行なわれているのをアナタはご存知だろうか? これは「あまちゃん」の一場面を描いたイラストをWEB上に投稿するというもの。特にtwitterでは「#あま絵祭り」等ハッシュタグ付きでプロアマ問わずに全国のファンがあまちゃんの自作イラストを投稿している。これぞ日本のクリエイティビティ。二次創作、と侮ることなかれ。「あま絵」をまとめたサイトのアクセス数は40万ページビュー。ドラマの感動場面が素敵なイラストで描かれていると、惹き込まれてしまうし、名だたる漫画家たちもこの「あま絵祭り」に参加している。

 例えば、『アナトゥール星伝』の折原みとや『シカバネ★チェリー』のこなみ詔子。その他にも末次由紀、江口寿史、雁川せゆ、ひうらさとる、宇仁田ゆみ、石川優吾など有名マンガ家も続々参加している。だが、その中でも、「あま絵祭り」の筆頭となっているのが、『なのはなフラワーズ』(芳文社)で知られる、漫画家の青木俊直。「本日のあまちゃん」と題して、ほぼ毎日、1日分のあまちゃんのダイジェストをイラストで公開している。

 さらに、このあまちゃんファンたちの熱い思いはついに『あまちゃんファンブック おら、「あまちゃん」が大好きだ!』(扶桑社)という公式本まで生みだしてしまった。名場面を写真やイラストで振り返るとともに、「あま絵」傑作選など、みんなの「あまちゃん愛」が凝縮された1冊で、ページをめくる度、ドラマの名シーンが蘇る。

 そもそも何故「あまちゃん祭り」はスタートしたのだろうか? 祭りの火付け役である、青木俊直によれば、「能年玲奈ちゃんの表情や動きがスゴく漫画になりそうで描きたくなった」のだそう。まさかこんなブームになるとは思っていなかったようだが、青木のイラストのクオリティの高さはSNSを中心に話題となり、最近では、絵を見て「あまちゃん」を見るようになった、という声も聞く。

 そして、まだまだ「あま絵祭り」の勢いはとどまることを知らない。なんと! 青木の絵は本だけでなく、公式Tシャツ化までされることになった。海女の格好をした「アキ」をモチーフにした2つのデザインで各4色、価格は3000円。こんな「じぇじぇじぇ!」な展開に、青木は「大好きな“あまちゃん”なのでお仕事というよりも楽しんでやらせていただきました」とのこと。青木曰く、「あまちゃん」の魅力は世界観。「あそこに居たいんですね。自分があの世界に居たいんです。私にとっては、そう思わせるのが魅力かもしれませんね。」と語っていた。

 日本全国を巻き込み、日本人の創作意欲にまで刺激を与えたあまちゃんの世界。ファンの情熱は、非公式を公式に変えた。秋になり、番組はもうすぐ終盤に差し掛かる。だが、ファンの思いは熱さを増すばかりだ。


文 :アサトーミナミ(書評ユニット「潮騒のメモリーズ」)
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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