井上真央「ピンクのレオタード、これ着て踊るんだと思ったら、吹っ切れました(笑)」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月7日 12時50分

写真

『ブタとおっちゃん』(山地としてる/FOIL)

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回は、宮藤官九郎×阿部サダヲ×水田伸生監督によるオリジナルコメディ映画第3弾『謝罪の王様』に出演した井上真央さんが登場。役どころは、東京謝罪センター所長、黒島譲(阿部)のアシスタントになるクールな帰国子女だという。小ネタ満載のハイテンション・ムービーの意外な舞台裏を明かしてくれた。

井上真央さんの写真ほか、もっと詳しい情報はこちら

「あ……そういうテンションだったんだ」

 阿部サダヲがぼそっとつぶやくのを、井上真央は聞き逃さなかった。

「ヤクザ風の人たちに、頭から血を流しながら、めちゃめちゃハイテンションで謝るシーンを撮った時に、監督に“あっち行って、ここで手ついて、こういうふうにやってみて”と言われて“わかりました”と言ったあとに、ちっちゃな声で“あ……そっかあ。こんなだとは思わなかったなー”って。でも阿部さんが“いや、俺はこうだと思います”とか“それはできません”って言ったのを、今回に限らず、これまで1度も聞いたことがないんです。全部受け入れて、しかも台本にないことはまったく言わないのに、その中で、表情や仕草で、サダヲさん節を出されるんですよ」

 映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』(09年)以来、久しぶりの共演になる岡田将生(なんと、セクハラで謝罪する下着メーカーの中堅社員役!)にツッコミを入れることも忘れない。

「“顔がカッコイイね”って、いつも言うんですけどね。そうすると“顔だけかいっ!”って。毎回そんなやりとりをしています(笑)。きれいな顔ですよね。けど今回、岡田くんはそんなの一切関係ない、気持ち悪いキャラなので“気持ちわるっ”って言うと、“しょうがないじゃないですかっ!”ってフツーにヘコむところも変わってなかったですね。どうやって言うのだろうって、みんなから注目されていたセリフがあるんですが、“緊張する”って言いながらも、すごく楽しんでやっていました」

 現場で一番テンションが高かったのは、誰あろう、実は水田監督だったという。

「どんどんアイデアが浮かんでくる方なので、あれこれ提案をしては一番大きな声で笑っていました。私がむちゃぶりされたこと? やっぱりあのピンクのレオタードですかね。衣裳合わせの時に、これ着て踊るんだ、しかもこの髪型で……と思ったら、もういいやって吹っ切れました。私も、やる時は真剣にやるタイプなので(笑)」

 こんな井上真央、観たことない!? これまでとひと味違うクールなコメディエンヌぶりに、乞うご期待!

 そして、そんな井上真央さんが選んだ1冊は、『ブタとおっちゃん』(山地としてる/FOIL)。香川県で養豚場を営み、まるで家族のように1200頭のブタと暮らすおっちゃんを10年にわたって撮影した写真集。機械化が進む養豚業界で、一頭ずつ丁寧に豚を育てるおっちゃんの姿からは、愛情を込めて仕事をすることの喜びと覚悟が溢れている。ブタの表情がまた幸せそうで命をいただくことの尊厳に溢れた1冊です。

 詳しいエピソードはダ・ヴィンチ10月号の巻頭記事『あの人と本の話』をチェック!

取材・文=瀧 晴巳 写真=冨永智子
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「あの人と本の話 and more…より」)

ダ・ヴィンチニュース

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング