恋に悩む女子必読! ゴマブッ子さんの新お料理小説!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月9日 12時0分

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『恋する女のお料理教室 もっと美味しい人生のつくり方』(ゴマブッ子/朝日新聞出版)

 恋に悩んでどんなにドロドロな気持ちを抱えていても、今日も朝起きて、洋服に着替えて、家を出る。バカみたいに泣いていても、「どうしたの、この子?」と白けられるだけだから、気持ちを押し殺して仕事に勉強に集中するのだ。でも、ふっと思い出したとき、胸がズキズキとうずいて痛い…。

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 そんな恋に悩むみなさんにオススメしたいのが、カリスマブロガー・ゴマブッ子さんの新作『恋する女のお料理教室 もっと美味しい人生のつくり方』(朝日新聞出版)。失恋の記憶を引きずるサラリーマン・権田原正夫(ゲイ)が主人公の小説である。本書では、ゴマブッ子さんに代わりオネエ言葉全開の権田原さんが、女性の悩みに見合った料理を作りながら、そのモヤモヤした気持ちをぶった切ってくれる。

 権田原さんがイケメンの先生を目当てに通う料理教室には、悩みを抱えた様々な女性が通っている。その内の一人に、別れた元カレのことが忘れられなくて、復縁したい一心でとりあえず友達の座をキープしたものの、元カレからないがしろにされてブチ切れている女性が登場する。そこで権田原さんが紹介してくれるのが、「元カレのことを綺麗さっぱり吹っ切るためのトマトとチーズのとろとろオムレツ」。

 材料は、プチトマト、とろけるチーズ、卵、砂糖、サラダ油かバター。分量は全部適当である。
作り方は、(1)「卵をボウルなどに入れてかき混ぜて!」、(2)「フライパンにサラダ油でもバターでも好きなものを入れて、ドバーーッと卵を投入」。ここで火の強さは、「恋人でもなく友達でもなくセフレでもない、中途半端な中火で!」という。そして、(3)適当にプチトマトを刻み、とろけるチーズを手でちぎる。このときに「こんちくしょう! あの野郎! 友達って言ったくせに! 友達って言ったくせに! 他の女と遊んで私には連絡しないなんて! ギタギタのビリビリのズタズタに引き裂いてやる!」と叫ぶ。

それから、オムレツの作り方を忘れたという権田原さんは、(4)で路線を変更して箸でフライパンの卵をかき混ぜてしまう。これで、オムレツじゃなくて、トマトとチーズのトロトロスクランブルエッグの完成だ。

 権田原さんは、なぜオムレツをスクランブルエッグにしてしまったのか。ここではそれが重要だ。この女性ははじめに作ろうとした「オムレツ」にこだわっているけれど、元カレは「オムレツ」でなくても何でもいいという。つまり、「友達」であることに、彼女ほどこだわってはいないのだ。だから、彼女が望む「友達」の扱いを彼に期待するのは間違っているという。そのことに早く気付くべきだと、権田原さんは諭す。なるほど、適当に見えて実はそうではない、奥深いメッセージを込めて彼は料理をしていたのだ。

恋に悩んだら、あなたも権田原さん流料理を始めてみてはいかが?

文=佐藤来未(Office Ti+)
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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