東出昌大「もしもひと月休みがあったら、直木賞受賞作を受賞順にすべて読んでみたいです」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月9日 12時0分

写真

『司馬遼太郎が考えたこと<14>』(司馬遼太郎/新潮社)

 毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、9月30日(月)からいよいよスタートするNHKの連続テレビ小説 『ごちそうさん』に、ヒロインの相手役・西門悠太郎として出演する東出昌大さん。常に本が傍にある彼が読書家になったきっかけとは――?

東出昌大さんの写真やもっと詳しい情報はこちら

「『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』の超大作はもちろん、父は和歌山県出身なので、紀州雑賀の鉄砲名人を描いた『尻啖え孫市』も勧められましたね。父が病気にならなかったら、今でも歴史小説は読んでなかったかもしれません」

 父の余命を知り、急ぎ読み始めた、父の本棚の司馬遼太郎、藤沢周平などの歴史小説。中身についてこそ語り合わなかったけれど、「面白かった!」と語る東出さんに、有りし日の父は次々とお薦めの作品を示してくれたという。

「それまでは石田衣良さんや金城一紀さんをはじめとする現代小説や、夏目漱石、三島由紀夫作品を読んでいたのですが、歴史小説は敷居が高かったんです。でも一度読み始めたら、興味が尽きなくて」

 仕事がゆるやかな時は、常に本を持ち歩いているというほど、読書家の東出さん。もしもひと月、お休みがあったとしたら――?

「直木賞受賞作を受賞順に読んでいきたいですね。さらに直木賞作家の過去の作品も、すべて読んでいきたい」

 今、読んでいるのは、ドラマの舞台となる大阪の風俗の勉強のためにと手にした山崎豊子の直木賞受賞作『花のれん』。

「すごく面白いんです。映画化作品に出演させていただいた『桐島、部活やめるってよ』の著者、朝井リョウさんも『何者』で獲りましたが、直木賞受賞作はやっぱりすごいなと。その素晴らしさをじっくりと味わってみたいですね」

 そんな東出昌大さんが選んだ1冊は、『司馬遼太郎が考えたこと<14>』(司馬遼太郎/新潮社)。いつの時代になっても人が生きていく上で欠かせない心構えを小学校用教科書のために書き下ろした清冽な名文は、自然と人間の不変的な関係、自己の確立、いたわりの心……と、著者が「歴史から学んだ人間の生き方の基本的なことども」が凝縮されている。21世紀に生きる、すべての日本人の心に凛と響くメッセージ。

 東出昌大さんの本にまつわる詳しいエピソードはダ・ヴィンチ10月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

取材・文=河村道子 
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「あの人と本の話 and more…」より)

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング