雑談力を上げたければ、まずはあの場所へいこう

ダ・ヴィンチニュース / 2013年11月1日 12時10分

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『気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える』(中谷彰宏/あさ出版)

 家に帰って好きなテレビを見ているとき、映画を見ているとき、そして帰りの電車で座っているとき。リラックスできる時間というのは、人それぞれ違うもの。なかでも私が好きなのは、友人と他愛もない話をしている時間。大学時代で一番楽しかったと思うのは、楽しもうと意気込んで旅行へ行った思い出ではなく、学校のベンチに座って、友人とひたすらどうでもいい話をしていた時間だった。

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 こうした“雑談”タイムこそ、人生で最も役に立つと説くのは、『気まずくならない雑談力 15秒の会話が一生を変える』(あさ出版)の著者、中谷彰宏氏。

 「膠着状態の会議の中、一人がどうでもいい意見を言って、みんなの肩の力が抜けて一気に雰囲気が和らいだ」「タクシーの運転手さんとの会話が盛り上がって、まけてもらえた」。同書では、そんな例とともに、雑談の威力が紹介されている。トイレや喫煙所など、ちょっとした時間の雑談相手に、好意を持ったという経験がおありの方もいるだろう。雑談は、人に好かれ、スムーズな人間関係を構築できるなど、メリットが盛りだくさんなのだ。

 だけど、こうしたメリットがわかっていても、行動に移せないという人も多いはず。まったく知らない相手にくだらない話をして、失敗してしまうのも怖い。そもそも、何の話をしたらいいのかがわからない。なぜならば、“今まで誰にも教わったことがないから”だ。

 同書では、雑談の定義に、下記の2種類があると挙げている。
(1)どうでもいい話
(2)どうでもいい場所で話される話

 雑談に苦手意識のある人は、まずは、この2点にがっちりハマるトイレや喫煙所、給湯室で息抜きに話すちょっとした会話を増やすのがいいという。特に女性が相手なら、真剣に聞いてあげることが大切。それだけで彼女の満足度が上がり、「また会いたい人」へと変化するのだ。話のきっかけとして、自分からスキを作ってあげるのもポイント。身構えることなく、自分の頭に浮かんだことを話す。簡単そうでいて難しいのだが、ナマの人に触れ続けることが、雑談力を上げる一番の近道なのだそう。

 身近な人との会話に慣れてきたら、ぜひともビジネスで活かしたいところである。そこで重要なのが、タイミングなのだとか。ビジネスでは、初対面の人に名刺を渡してご挨拶をするのがセオリーだが、お堅い挨拶のあとで雑談をするのは難しい。その前に雑談から始めると、相手も心を許しやすくなる。ほかにもエレベーターの中、待合室の中、帰り際の数分など、チャンスはちょっとした時間に転がっている。そこで意外な話がポンと出れば、名刺よりも顔を覚えてもらうには効果があるのだという。

 まわりの空気を変え、信頼までも得られる雑談力。加えて自分も、ストレスを発散できる。ぜひともマスターして、リラックスできる時間を増やしたい。


文=廣野順子(Office Ti+)/ダ・ヴィンチ電子ナビ

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