クリスマスの全てが分かる!? クリスマス研究家が疑問にお答えします!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年12月19日 11時40分

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『クリスマスの文化史』(若林ひとみ/白水社)

 1年で一番、街が華やかになるクリスマス。最近は、派手なだけでなく、趣向を凝らしたおしゃれなツリーが飾られたりして、イルミネーションがきらめく夜の街歩きも楽しい時期です。子供のころから親しんできたクリスマスですが、クリスマスについて考える機会というのは、なかなかないもので、意外と知らないことも多いのでは? 「そもそもクリスマスとは?」「クリスマスツリーはいつから飾られていたの?」、そんな疑問に答えるのが、今回ご紹介する1冊、『クリスマスの文化史』(若林ひとみ/白水社)です。

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 「そもそもクリスマスとは?」の答えは、本書の冒頭に出てきます。「クリスマスとは英語でキリストのミサの意味で、救世主イエス・キリストの誕生を祝う祭日のことである」の一文を読むと、「クリスマス=プレゼント」といった短絡的な考えが少し恥ずかしくなってしまいます。

 第1章「クリスマスの起源」から始まる本書は、クリスマスツリー、イエス・キリストの生誕シーン、サンタクロース、クリスマスの歌、クリスマス市、クリスマスカード、クリスマスの料理と、クリスマスに関することはほとんど全て網羅しており、かなり詳しく解説されています。それもそのはず、著者はなんと、30年にも渡り、クリスマスの研究をしてきた人物なんです。ドイツ留学がきっかけで、クリスマスに関心を持ち始めたそうですが、今あるクリスマスの習慣の多くがドイツ発祥とのこと。

 家の中にクリスマスツリーを飾る習慣も15、16世紀に、ドイツ語圏のエルザス地方で始まったそうです。クルミ割り人形やクリスマスピラミッドなどのドイツの木工品は、最近では日本でも、ちょっとおしゃれなクリスマスグッズとして人気がありますが、今のようなクリスマスツリーを飾る以前に一般的だったのが、クリスマスピラミッドだったのです。

 内容はかなり本格的ですが、すてきな昔のイラストやクリスマスグッズの写真が随所に登場し、楽しく読める1冊です。ツリーに飾る星やベルの意味、「サンタクロースはなぜ北極に住んでいるのか?」といった疑問にも答えてくれる本書を読めば、いつもと違ったクリスマスを過ごせるかもしれませんよ。

文=ぷりまべら

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