“徹底的に自分らしいことをしなさい” 働くアナタのためのスヌーピー作者名言集!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年12月19日 11時40分

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『チャールズ・M・シュルツ 勇気が出る言葉』(チャールズ・M・シュルツ/KADOKAWA 角川書店)

完璧な人間は嫌いだ。ダメな人にこそ惹かれてしまう。自信のなさ、腹黒さ、不器用さ…。そういう弱々しい姿にこそ人間らしさが表れる気がして共感してしまう。それは物語だろうと同様。スヌーピーを始めとする『PEANUTS』の登場人物達に我々が魅せられるのは、彼らに欠点ぱかりの自分自身を見るからかもしれない。可愛い見た目とは裏腹、そんなに性格の良くない登場人物達のやりとりに時に笑いながらも、そこに込められたメッセージにそっと背中を押されるからかもしれない。

クリスマスもこれを読めばへっちゃら?

 『チャールズ・M・シュルツ 勇気が出る言葉』(チャールズ・M・シュルツ/KADOKAWA 角川書店)は来年の1月5日(日)まで森アーツセンターギャラリーで開催されている「スヌーピー展  しあわせはきみをもっと知ること」で話題のスヌーピーの作者チャールズ・M・シュルツによる初の名言集だ。オールカラーで作者自身のリアルな発言とともに『PEANUTS』のイラストが描かれたこの本は開く度に読者に希望を与えてくれる。

 シュルツによれば、『PEANUTS』は「人がこれまで恐れてきたもの」というテーマで書かれた作品だという。チャーリー・ブラウンは誰しもが持っている不安感と、人に好かれたいという願望を象徴しているし、ルーシーはどこにでもいる高圧的なタイプで、世界は自分を中心に回っていると信じて疑わない。人とそれぞれの欠点に関する物語は、「人の欠点」をテーマとしているからこそ、老若男女を魅了する物語たり得たのだ。

「私には創作力はあるけれど、深みはないと思う。だからこそ私には、コマ割り漫画を描くのがぴったりなのです。」
「自分自身の性格から生まれるものを描くべきです。」
「覚えておくべき最も大切なことは、焦らないことです。あまり若いうちに一流の漫画家になることは、期待できません。」
「他の誰でもない、徹底的に自分らしいことをしなさい。」

 この本を読んでいると、シュルツの『PEANUTS』に込めた思いや人生観、漫画への信念をも垣間みることができる。自分自身の長所も短所も全て受け入れて、仕事に真摯に取り組む姿が見えてくる。「私は漫画家になるべくして生まれてきたのだと思います。」彼が漫画家になるべくして生まれたように誰もが何かになるべくして生まれたはずだ。明日から仕事が頑張れそうな気がする1冊。

文=アサトーミナミ

ダ・ヴィンチニュース

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