君がいるから成長できる! いま注目の青春バディ・コミック

ダ・ヴィンチニュース / 2014年1月17日 12時10分

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『SOUL CATCHER(S)』(神海英雄/集英社)

 友だち、ライバル、同志――そのどの枠にもとらわれず、同時にそのすべてでもある特別なつながり、それがバディだ。いま、生涯をともに歩む相棒――男と男のバディを描いたマンガが、人気を集めている。『ダ・ヴィンチ』2月号では、対決を宿命づけられた二人、互いを不可欠として成長し合う二人など、数々のバディ・コミックを紹介している。

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 才能が、技術が、身体能力が、自分には欠けている。誰しもそんなコンプレックスを抱いたことがあると思う。自らの中で熟成されるこの感情は、一人では解決できない。その呪縛から解き放ってくれるのが、バディとの関係だ。

 『SOUL CATCHER(S)』の神峰は、心が見える能力に苦しめられていたが、刻阪と出会い指揮者という夢を見つける。

 コンプレックスに思っていたことは、欠点ではなくむしろ長所たり得る。これは単純だがなかなか気付くことのできない事実だ。バディがその一歩を踏み出す光明となる。

 『ハイキュー!!』で描かれるのは、ジャンプ力は抜群だがバレーボールの技術は荒削りだった翔陽と、突出したセッターのセンスを誇るがチームメイトを信じられなかった飛雄。二人は互いの欠点を補い、絶対的な名コンビとなる。

 「亜人」かどうかなんて関係ない。『亜人』では、幼なじみのカイの信頼のおかげで、圭は醜い憎しみの感情に抗うことができた。

 成長とは、自らを知り受け入れること、自分の存在を肯定することだろう。それは一人ではできない。青春の道程、そしてその後の人生において、私たちはバディが必要なのだ。不可能だと思っていたことが可能になる。人生の扉を一つ一つ開いていく確かな力をバディは与えてくれる。

■『SOUL CATCHER(S)』(1~2巻) 神海英雄 集英社ジャンプC 各420円
“心が見える”能力のせいで他人を遠ざけていた神峰。しかしある日、同級生の刻阪が奏でるサックスの音に心をつかまれる。僕の目になって僕の音を導いてほしい。神峰の能力を知った刻阪は、吹奏楽部の指揮者となるように懇願し……。新感覚吹奏楽グラフィティ!

■『ハイキュー!!』(1~9巻)古舘春一 集英社ジャンプC 各420円
“小さな巨人”に憧れ烏野高校バレー部に入部した翔陽は、小柄だが天性のジャンプ力を持つ。仲間を信じられず“王様”のようにコートに君臨するセッター・飛雄と衝突してばかりだが、しだいに驚異の名コンビに。先輩たちにも支えられながら春高出場を目指す!

■『亜人』(1~3巻)桜井画門 講談社アフタヌーンKC 各620円
世界で46体発見された不死身の新人種「亜人」。高校生の圭は交通事故で即死するが生き返る。47体目となった圭は、幼なじみのカイに助けられ全人類を相手に逃避行を開始。命を賭けて自分を守ってくれたただ一人の親友のために、圭は人としての希望を失わず……。


取材・文=松井美緒/ダ・ヴィンチ2月号「コミック ダ・ヴィンチ」

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