いっそ健気!? モテを目指して未知へ身を投じる男子たち

ダ・ヴィンチニュース / 2014年2月16日 9時20分

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『ヤンキー塾へ行く』(荒木光/講談社)

 強くなるよりも事件を解決するよりも、男子には重大なテーマがある。それは、男子レベルを上げて“モテ”ること。女子には想像もつかないほどの情熱で、男子を描いた多くの作品では、主人公たちがモテを目指して日々奮闘している。『ダ・ヴィンチ』3月号では、そんな、女性にこそ知ってほしい健気な“男心”を描いたコミックを紹介している。

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 強くてかっこいい主人公が活躍するマンガがある一方で、弱くてダサダサな主人公が奮闘するマンガがある。彼らの望みは、さえない自分を変え、モテ系に変身すること。それは、腕力を鍛えればいいというものでもなく、男らしければいいというものでもない。必死になればなるほど、彼らは迷走しがちだ。このあくなき挑戦を「男子レベル」と名づけてみた。それぞれの奮闘ぶりを紹介しよう。

 アラサー男子に突如「モテ期」が訪れる前作『モテキ』に続き、久保ミツロウの『アゲイン!!』では、高校3年間、一人も友達がいなかった男子の学生生活がタイムスリップすることで一変。3年前の入学時には断った女応援団長の勧誘を受け、「熱血」の代名詞ともいえる応援団に入部し、斜にかまえていた主人公の男子レベルが着々と上がっていく。応援団を通して、主人公は自分の殻を少しずつ壊し、輝きはじめるのだ。

 荒木光の『ヤンキー塾へ行く』も同様に、地元で有名なヤンキー少年が、女子に誘われ塾通いをすることに。ケンカがやたら強くて、顔が怖いというだけで、本当の彼はシャイで朴訥とした思春期の男子である。ケンカが強かろうがモテるとは限らない。塾で女子と勉学に励むことで、彼は男子レベルを上げることはできるだろうか。

 「人望が欲しい」と奮起する中年男を描いた福本伸行の傑作『最強伝説 黒沢』が、『新黒沢 最強伝説』と改題して復活した。なんと8年間の昏睡状態から黒沢が目覚め、赤子同然で人生の再スタートをきるのだ。そして真っ先に求めたのが“女っ気”だ。これまで非モテ人生の辛酸をなめてきた黒沢が、50代からどう男子レベルを上げていくのか、目が離せない。

■『ヤンキー塾へ行く』(1~2巻)荒木光 講談社ヤンマガKC 各590円
めっぽうケンカが強いことで名を馳せたヤンキー・碇石が、ひょんなことから進学塾に通うことに。同い年の女子と共に難関高校の受験に挑戦することになり、将来は宇宙飛行士になりたいと夢見るが、周囲の不良少年が彼を放ってはおかない。勉強と恋の行方は?

■『アゲイン!!』(1~10巻)久保ミツロウ 講談社KCデラックス 各590円
高校3年間、一人も友達がいなかった今村は卒業式の日に階段から転げ落ち、3年前の入学式にタイムスリップ。もう一度、高校生を繰り返すことになった今村は、女団長一人だけの応援団に入部。冷めていた今村が応援団を通して徐々に熱い行動派になっていく。

■『新黒沢 最強伝説』(1巻)福本伸行 小学館ビッグC 580円
中年の土木作業員・黒沢が、「人望がほしい」と懊悩し、人生を変えようと奮闘した大感動作『最強伝説 黒沢』が復活! 前作の最終回で不良集団との激闘の末、死んだように見えた黒沢だったが、8年間、昏睡状態となっていたのだ。黒沢の再出発人生やいかに!?


構成・文=大寺明/ダ・ヴィンチ3月号 コミックダ・ヴィンチ「男子レベルを上げるコミック」

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