『銀の匙』『のうりん』でも人気沸騰! 農業男子の魅力をBLで探る!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年2月23日 9時20分

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『まずは、ひとくち。』(元ハルヒラ/コアマガジン)

 今期は『銀の匙』2期や『のうりん』など、農業アニメが放送されているが、そんな農業男子の人気はとどまることを知らない。リアルでも農業男子との婚活イベントが大盛況で、九州ではイケメン農家を決める「九州ムラ男子コレクション2014」が始まるほど。そこで、大人気の農業男子たちを『まずは、ひとくち。』(元ハルヒラ/コアマガジン)や『恋は育って愛になる』(木下けい子/角川書店)、『生田さんちのこめ王子』(さと みちる:著、草間さかえ:イラスト/蒼竜社)といったBL作品から紹介してみよう。

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 まず、農業男子たちはとにかく一生懸命愛してくれて、優しく大事にしてくれる。『まずは、ひとくち。』には養豚場を営んでいる小田が登場するのだが、彼は普段のんびりしているのに自分の大切な人や豚をいじめる奴は許さない。幼馴染で片思いの相手でもある長谷川が、雑誌記者に絡まれているところを見ると相手の腕を掴んで脅すし、その記者が子豚をいじめると、「うちの豚いじめないでくれます?」とキレる。「なにキレてんだよ随分過保護だなどうせ食用だろ? 甘やかしてどうすんだよ」と言われても、真顔で「俺は豚が好きで豚肉が好きでだからいじめる奴は許しません」とまっすぐ言い放つのだ。ただ、自分が忍耐強いからか、思いが通じあってもキスして抱きしめるだけ。気遣ってばかりで、家畜や植物が成長するのを待つかのように、とにかくじっと待って無意識に焦らす一面も。

 また、『恋は育って愛になる』には、こだわりを持ってそれを貫く農家の中道が出てくる。彼は、好きな相手である櫻井がバイオ肥料の営業マンでも、「俺…自前のしか使わないから」とバッサリ。どんなに仲良くなっても、そこだけは決して譲らない。それに、贔屓にしてくれるシェフが自分のトマトを絶賛しているところを遮って、櫻井に「トマトには自信があるんだよ」「糖度ばかり上げても美味しくないしねこの味になるまで五年かかってるから」と自ら語る。トマト嫌いの櫻井に自分のトマトを食べさせ、微妙な反応をされると「か――あの美味さがわかんねーのか」と本当に残念そうに言うし、「自画自賛だな」と言われても「あたり前じゃんプライド持って作ってんだよ」と当然のように返す。そんな職人気質というか、こだわりを持ってそれを貫く姿に惹かれる人も多いはず。

 さらに、責任感や地元への愛も強い農業男子。『生田さんちのこめ王子』で米農家を営む生田は、最初仕事を辞めてひとりで実家に引きこもっていた。でも、それを心配して近所の人が持ってきてくれたごはんに感動し、農業を始めることに。初めは自分が食べていくために農業をしていたけど、高齢化で作り手が減っていく状況を見て「それだけじゃ足りない」と思い、今度は地元の農産物の良さを知ってもらうために行動する。ブログやSNSはもちろん、動画やイベントでPRするためにマスコットキャラ的なノリで“こめ王子”を思いつく。そんな“こめ王子”に抜擢された無職の万里だが、農作業経験は0。まったくの素人だった彼も、生田の手によって、どんどん立派な宣伝大使兼農家になっていくのだ。生田が「素人がだんだん成長するのがいいんじゃないか」と言っていただけあって、農家は野菜だけじゃなく人を育てるのも上手いし好きみたい。

 農業男子といると、美味しくて健康にいいものが食べられるとか癒されるという人もいるが、ほかにもこれだけたくさんの魅力が詰まっているのだから、彼らの人気が衰えないのも当然なのかもしれない。

文=小里樹

ダ・ヴィンチニュース

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