ハマる女性が続出! ほのぼの生活ゲーム『牧場物語』がウケる理由

ダ・ヴィンチニュース / 2014年2月25日 18時0分

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『牧場物語』シリーズのプロデューサー・はしもとよしふみ氏

 17年前にスーパーファミコンで発売されて以来、ジワジワとファンを増やし続けている「牧場物語」シリーズ。このシリーズは、自然の中で動物を育てたり、畑を耕したり、町の住人と交流するなど、牧場でのスローライフが楽しめるゲームだ。その待望の新作『牧場物語 つながる新天地』がいよいよ登場する。

【動画・画像あり】 『牧場物語 つながる新天地』の紹介記事を見る

 同シリーズのプロデューサー・はしもとよしふみ氏は「シリーズ初期の時代は敵を倒さないゲームが珍しかったので、ゲームの目的が伝わりにくかったところもあった」というが、ハードの進化、技術の向上に伴って“ゲーム内でやれること”が増え、個性豊かなキャラクターたちとのコミュニケーションや異性との交際そして結婚などの要素も加わり、単なる育成シミュレーションゲームの枠を超え“人生”そのものを体感できる魅力的なタイトルになっていった。18年の歳月の中、実際にこのゲームがきっかけで農業や酪農の仕事に就いたという熱心なファンもいるそうだが、とりわけ20代から30代の大人の女性がハマることが多いらしい。


■数値では表せない“リアル”を感じさせる演出

 第1弾が登場した90年代半ばは、技術的な制限もあってあまり深い内容を盛り込むことができず、例えば「プレイヤーキャラクターが年老いて、若い頃のような体力がなく畑を耕すスピードが落ちてくる」といった“リアル”を演出すること自体難しかったそうだ。またプレイヤーもそれを楽しむほど成熟していなかったという。はしもと氏は、こういった細やかな演出が女性に支持されている理由 のひとつかもしれないと分析している。

「男性のゲームユーザーはどちらかというと結果そのものや数値的なことを重視する傾向がありますが、女性の場合は、数字には表れにくいところをちゃんと見ているんですよね。例えば少年マンガのキャラクターはいつも同じように描かれるのに対して、少女マンガの場合は、同じキャラでもコマ毎に描き方が違っていたりします。こういう部分ってとても感覚的なもので微妙な違いではあるんですが、女性は大切にしていると思います」

 そのため新作でも、女性に伝わる“物語”を意識して作っているという。

「新作では恋愛要素に職業を絡めてリアルな出会いを描いています。例えば女性キャラクターの場合だと、料理人や調香師、アンティークショップの経営者など何人かの“お婿さん候補”がいるわけですが、忙しくて自分で料理をしている時間がないという女性ならレストランに通うことも多くなるわけで、そこで人との出会いが生まれるわけです。もちろん特定の候補だけでなくいろんな出会いを経て相手を決めるということもできますし、うまく意思疎通ができないこともある。シリーズの中で初めて結婚要素を入れたときは、それ自体が目的になってしまったところもあるのですが、現実の人生ではそれはあくまでも中間点ですよね。そのあたりもちゃんと盛り込んでいます」

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