仕事は部下に任せるべき? ダメ部下を作らないためのマネジメント術

ダ・ヴィンチニュース / 2014年2月26日 11時30分

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『部下を持ったら必ず読む 任せ方の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない』(出口治明/角川書店)

 社会人にとって頭を悩まされるのは、業務内容よりも何よりも人間関係だ。特に、上司と部下で良い関係を築くのは難しい。「なんて使えない部下なのだ」と思う経験も少なくはないだろう。だが、上司にとって部下をどう活かすかどうかはアナタのマネジメント能力に掛かっている。

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 ライフネット生命保険のCEOの出口治明氏は『部下を持ったら必ず読む 任せ方の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない』(角川書店)の中で、部下へ仕事を任せることこそが会社を強くすると指摘している。出口氏はライフネット生命を「100年後に世界一の保険会社」にするために、性別、年齢、国籍を超え、多様な人達の意見に耳を傾け、部下の長所を伸ばすように仕事を割り振っている。出口氏によれば、「誰が、何を、どこまで(いくらまで)決定できるのか」「自分が負うべき責任は、どこまでなのか」といった権限の範囲をハッキリさせながら権限を委譲すると、企業の決定スピードを早め、部下の能力を高めることができるという。強い野球チームは、サード、ショート、セカンドがしっかりと守備範囲を決めているから、エラーを防ぐことができる。仕事もこれと同様であり、権限をハッキリさせることが大切なのだ。

 仕事を任せる際に出口氏は、部下に任せた権限は「部下の固有のもの」であり、上司といえども口を挟むことはできないと決めている。上司の管理能力はせいぜい部下2~3人分だ。全ての事案について相談を持ちかけられれば、貴重な時間が割かれ、部下が「ごますり」を始める原因にもなる。上司は広く浅く業務に精通しているが、部下は狭く深く業務を知ることとなる。案をいくつか提示して、どれが良いかという相談をしてきた場合にのみ相談に乗るという方法をとれば、部下の能力を引き出すことができると出口氏はいう。

 だが、「仕事を任せる」といっても、「丸投げ」にしてはいけない。「任せる」には指示を明確にし、権限の範囲も明確にすることが必要である。その際には以下の4つのことを重視すべきだと出口氏は指摘する。

・ 「期限」:いつまでに行うものなのか。
・ 「優先順位」: 何を優先すべきなのか。
・ 「目的・背景」: なぜこの仕事が必要なのか。
・ 「レベル」: どのような質を求めるのか。

 仕事を任せるときに大切なのは、情報の行き違いを防ぐことだ。部下への指示はメモやメールで出す他、伝えたあとで部下に復唱させると良いだろう。的確な指示とは双方向のコミュニケーションのことを示す。「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)をする部下はゴマすり部下ばかりであり、積極的に情報共有すべきなのは、上司から部下に対してだ。誰にどの仕事を任せたのか、期限はいつまでなのか、上司もカレンダーなどに記載し、期限前にフォロー(催促)を入れるようにしよう。

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