「片付けこそ仕事そのもの!」 業績をUPさせる世界のTOYOTAのお片付けメソッド

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月26日 11時30分

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『トヨタの片づけ』(OJTソリューションズ/中経出版)

 新年度が始まる春。会社のデスクもきれいに片付けて、新しい気持ちでスタートをきりたいもの。とはいえ、片付けてすぐはピカピカなのに、数日経つと書類とモノがあふれかえる! 周りのデスクもまあそんな感じ。というか、オフィス全体がそんな感じ…「じゃ、まーいっか! 仕事してる感あるし!」と妥協しそうになる心に、「目を覚ませ!」と愛のグーパンチを見舞う本がある。『トヨタの片づけ』(OJTソリューションズ/中経出版)だ。

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 本の主張はズバリ「片づけは雑務じゃない。“仕事そのもの”である」! 日本のものづくりの最高峰を担うトヨタがここまで片付けを重視するのは、ひとえに作業や時間のムダ、もしくは乱雑さから発生するミスなどを省き、効率よく仕事を進めるため。「整理」「整頓」を徹底するだけでも、職場の効率アップ、成果アップにつながることはうけあいらしい。

 また、すぐ乱雑状態に逆戻りする人の片付け(整理・整頓)については、「モノを右から左へ移動させ、キレイに“整列”させることは、トヨタでは片づけとはいわない」とピシリ。トヨタにおける真の整理・整頓の定義は次のとおりだ。

●整理…「いるもの」と「いらないもの」を分け、「いらないもの」は捨てること! 
●整頓…整理された状態で「必要なもの」を「必要なとき」に「必要なだけ」取り出せるようにすること! 

 つまり、片付けの第一歩は“捨てる”ことから始まるのだ。トヨタが突き詰めてきた片付けメソッドの中から、今日から職場で実践できそうな“捨てる方法”をご紹介しよう。

【「いらないもの」を探すときは壁ぎわに注目!】
「片づけをしようと思った時、いちばんよいのは“壁ぎわを見る”ことです。いらないものは、とりあえず壁ぎわに置いてしまうからです」
 また、パーテーションの影やデスクの足元や引き出しの奥など「何かの陰になっているところ」も、いらないものの吹き溜まりになりがち。パーテーションを片付けて、陰そのものをなくすのもひとつのテ。

【オフィス全体をメンバー全員で整理する“赤札作戦”】
「一人一人の意見を聞いていたら、“これは必要”“あれは必要”と言い出して片付かないことがあります。(中略)そのための具体的な方法が、職場のリーダーが指揮し、メンバー全員で実行していく“赤札作戦”です」
 赤札作戦とは、オフィス内にある「使わないもの(いつか使うかもしれないもの)」「使えないもの(仕事内容が変わり、必要なくなったもの)」に、嫌でも目に付く赤札を貼っていくというもの。札には「品名、担当者、処置期限」などを明記する。

 こうして「視える化」することで、担当者が明確になったり、「こんなにいらないものがあったのか」という気づきにつながったりして、モノの処分がスムーズに進むという。個人的な書類の整理などにも有効だ。

 ほかにも、「“ムダ”という宝を探せ」「線を1本引きなさい」「“掃除しないですむしくみ”を考えろ」など、実績に裏打ちされた片付けの名言が満載の本書。売上アップに向けて、新年度のスタートダッシュを切りたい人はぜひ実践を!

文=矢口あやは

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