橋本環奈、LinQ、Negiccoも? ローカルアイドルたちの知られざる苦労

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月27日 11時30分

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『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(小杉光太郎/一迅社)

 かわいすぎるアイドルとして注目を集める福岡の橋本環奈(Rev.from DVL)や、同じ福岡でHKT48を凌ぐ人気を誇るLinQ、小西康陽プロデュースでも話題になった新潟のNegiccoなど、地方で活躍するローカルアイドルたち。最近はゆるキャラと並び、地域の活性化にも一役買っており、その人気ぶりはご当地にとどまらない。そんなロコドルを主人公にした『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(小杉光太郎/一迅社)の2巻が2月22日に発売された。高校1年生の宇佐美奈々子と先輩の小日向縁の2人で結成された“流川ガールズ”というロコドルが登場するのだが、アニメ化も決定したこの作品から、ロコドルの仕事内容や苦労を紹介してみよう。

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 まず、ロコドルはその地域に属するボランティア扱いなので、ライブもグッズ配りもテレビ出演も関係なく、時給は1000円でそれ以外の報酬は一切ない。しかし、そのお金も「市民の血税」だと思うと重くて好き勝手に使うのも気が引けるよう。その代わり、宣伝した和菓子屋さんから手紙と和菓子をもらったり、まつりのレポートで屋台の人から差し入れをもらうことがある。

 また、イベントでの衣装もはじめは安い水着で、その次は地名入りのTシャツ。テレビでは衣装もメイクもなし。噛んでもパンツが見えても、スポンサー名でも間違えない限りやり直しなしの一発撮り。ときには蜂の巣駆除や高層ビルの窓拭きをしたりもするし、食レポではお店やスタッフの都合優先で撮影スケジュールが組まれるので、朝からラーメンやとんかつを食べることも。「おいしいものを食べてお金がもらえるアイドルっていい仕事だなー」と思ったら大間違いなのだ。

 でも、アイドルの仕事がすごく大好きな彼女たち。初ステージでは段取りを忘れ、舞台上でコケたりと散々だった菜々子は、お客さんが喜んでくれたからいいけどあんな失敗だらけのステージは「できれば二度とやりたくない」と決意して、なんでも一生懸命頑張る。縁も風邪で38度7分の熱があるのに、「朝よりはだいぶよくなったし…」「風邪ひいた私が悪いんだから」「みんなに任せて私だけ休むなんてそんなワガママ言えないわ!」と訴える。それくらい真剣な思いが滲み出ているからこそ、彼女たちはいつも笑顔で輝いていられるのだろう。

 ロコドルに必要なのは「愛される才能」。菜々子はスター性があるわけでも、ルックスがめちゃくちゃいいわけでもない普通の女子高生だが、彼女の愚直なまでに真剣で放っておけないところは、人を惹きつける。菜々子には、歌やダンスの能力など関係なく「なぜか気にせずにはいられない」ところがあるのだ。実際のロコドルにも目を向けてみると、あなたも愛される才能にあふれた魅力的なロコドルを発見できるかも?

文=小里樹

ダ・ヴィンチニュース

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