レーベル別新人特集! 角川スニーカー文庫、ファミ通文庫、一迅社文庫の期待の新作紹介

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月3日 16時0分

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第18回スニーカー大賞特別賞『僕と彼女の青春論争(ノイジーゲーム)』

 こんにちは。本日から本格的にスタートする春アニメが気になる愛咲です。今期はどの作品が人気になるのでしょうか。 さて今回のライトノベル紹介は、「レーベル別新人特集」第3弾! 角川スニーカー、ファミ通文庫、一迅社文庫からデビューしたばかりの新人作品からイチオシの注目作をご紹介!

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■語れよ! 青春の熱い思い!
 大人の子供も、なにかと本音が出しにくい現代社会。そんな世の中の閉塞感に風穴を空けてくれるのが、第18回スニーカー大賞特別賞『俺と彼女の青春論争(ノイジーゲーム)』。自分の言葉で自分を語るをモットーに「かたれ部」の少年少女が熱く自己主張をぶつけ合う青春学園ドラマだ。

 何事にも無気力な少年・新木場高志は、入学した高校で何事にも全力な少女・向原玲が作った「かたれ部」に入部させられる。自分の言葉で自分を語る。そんな意味不明な部活動に乗り気ではない高志の思いとは裏腹に、人には言えない悩みを抱えた少年少女たちが集まってくる。言い出せない言葉を引き出すため、次第に暴走していく玲と、それを冷静に引き留める高志の2人の掛け合いが面白い。

 人生を全力で生きて、青春を謳歌している玲の姿が眩しい。臆病だったり、不器用だったり、痛々しかったり、様々な苦悩や葛藤を持った登場人物たちが、本音で語り合うことで自分と向き合い、新しい人間関係を築いていく光景が心温まる。学生時代を振り返って共感を呼ぶ、青春の青臭さとほろ苦さを味わえる1冊だ。


■勇者は正義なりや?
 ライトノベルのファンタジーは、自由な発想で独自の進化を遂げている。そのファンタジーに新しいジャンルを開拓しているのが、第15回えんため大賞優秀賞『リーガル・ファンタジー』。異世界ファンタジーを舞台に、弁護士の少女たちが法律と言葉で戦う異色の法廷論争ファンタジー。

 法律学校を卒業したばかりの少女フィオナは、正義を信じる見習い弁護士。勝率99%を誇り「法廷の魔女」と呼ばれるエリート弁護士スミオ・マリアヘルに気に入られ、憧れの名門法律事務所に就職を果たす。ところが、スミオの正体はとんでもない守銭奴で、裁判で勝つためなら手段を選ばぬ悪徳弁護士だった! そんな凸凹コンビの二人が、世界を魔族から救った勇者の弾劾裁判という奇想天外な弁護に挑む展開が愉快だ。

 裁判官の裏取引や証人の買収は当たり前、都合の悪い事はもみ消し、美辞麗句で反証をでっち上げる。勝てば正義、負ければ悪人。法も正義もないシビアな法廷の世界に唖然とさせられる。言葉ひとつで優勢と劣勢が入れ替わり、最後まで展開の読めないストーリーの驚愕の結末に注目だ。

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