精子減る? 女児の出産率が高まる? 本当はヤバイ電磁波の影響を探る

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月11日 11時30分

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『ショック!! やっぱりあぶない電磁波―スマホにイヤホンを』(船瀬俊介/花伝社)

 いまや日本は、いたるところで電波天国である。街中でスマホやPCを開けば、たちまち無数の無線LAN回線を拾える時代だ。ただ一方で、電磁波の人体への影響もかねてより騒がれてきた。一部のウワサでは、テレビに囲まれた映像制作スタッフの精子が減っているとか、電波塔近くの家庭では女の子しか生まれないとか、あながち無視できそうにないエピソードもちらほら耳にする。

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 おそらく歴史上、ここまで電磁波に囲まれた時代もないと思うが、そんな現代へ警鐘を鳴らすのが『ショック!! やっぱりあぶない電磁波―スマホにイヤホンを』(船瀬俊介/花伝社)である。スマホや家電、ひいては東京タワーやスカイツリーなどから発せられる電磁波の影響をまとめた1冊だが、過去の研究データから導かれた人体への影響をたどっていくと、今、私たちの置かれる身の回りの環境がいかに“ヤバイ”かが分かってくる。

■スマホをポケットに入れておくと精子が30%減る!
 1983年、アメリカでマイクロ波の照射実験が行われた。1日ごとに30分間、2週間にわたりマイクロ波を浴び続けたオスのマウスは、精子の減少や染色体異常がみられたほか、生まれてくる子どもの数も激減したという。また、マイクロ波を浴びたオスと正常なメスで交尾させたところ、かなりの確率で死産したという結果も報告されている。 女性だけではなく、男性の不妊治療への対策も広まっており、専門の病院や助成金を設ける自治体も増加している。ただ、身体的な治療も去ることながら、スマホのスピーカーホンやBluetoothヘッドセットを使ってみるなど、できる限りスマホを身体から“遠ざける”ために工夫するのも必要かもしれない。

■人類の危機回避!? 電磁波の影響で女児出産が6.8倍に!
 電力施設勤務の家庭では、女児の割合が多いようだ。1996年に中東のイエメンで発表された論文では、電力施設に務める男親の家庭で男児8人に対して、女児出産が54人とじつに“6.8倍”にもなったという結果が出た。またラトビアでも、ラジオ送信用電波塔付近の家庭で男児254人に対して、女児が355人も生まれたという報告もある。 本書によれば、原因は“電磁波被ばく”による性染色体の異常だとされている。また、女児が増えたのは“種の保存”を目的とした人類の危機回避であり、生命力がより強い女性を少しでも多く残そうという本能が働いているからだと指摘している。

 大気汚染物質や環境ホルモンの影響など、時代の進化とともに私たちはさまざまな環境問題と向き合い続けてきた。そして今、いたるところで飛び交う電磁波も、新たな環境問題として取り上げるべきなのかもしれない。自殺や不眠にも繋がりかねないと指摘される電磁波だが、社会や経済が発展するにつれて、失うものがあったのは公害訴訟の歴史などを振り返っても明らかである。近い将来、電磁波によりいかなる影響が生まれてくるのか、すべてはまだ明らかになっていない。

文=カネコシュウヘイ

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