まとめサイトは違法! 話題の転載問題に迫る! 【オタクの法律相談所】

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月26日 9時20分

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アニメやオタク文化に造詣の深い、神田のカメさん法律事務所の太田先生

 児童ポルノ禁止法や違法ダウンロード禁止法など、オタク業界でもたびたび話題にあがる法律関連の話題。しかしその実情を正確に、専門的に把握している人は少ないのでは? もしかしたら読者のみなさんも無自覚のうちに、法を犯している人もいるかもしれません。

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 実際に法律を犯してトラブルに巻き込まれた場合、金銭的にも時間的にも、さらに精神的にも大きな負担となります。そこでアニメコンテンツエキスポやアニメジャパンに出展している「オタク弁護士」こと太田真也さん(神田のカメさん法律事務所)に話を伺い、そういった法的リスクを回避しようというのがこの連載の狙いです。

 第1回のテーマは、2ちゃんねるの転載禁止で話題になった「まとめサイトの違法性」についてです。


<事件名>
まとめサイト転載事件

原告:ニュースサイト運営会社
被告:無断転載をしているまとめサイト

<要旨>
2ちゃんねるの転載問題によって大きな転換期を迎えているとは言え、いまだに多く存在する「まとめサイト」。しかし、そもそもまとめサイトは2ちゃんねるのスレッドだけでなく、法人が運営しているニュースサイトの記事や個人ブログ、アニメ映像のキャプチャーなどを無断で転載しており、それによってアフィリエイトなどの広告収入を得ています。これは違法なのでは?

さっそく、前述の太田先生に伺ってみました。

――まとめサイトや2ちゃんねるにニュースサイトの記事がすべて、もしくは一部とは言え転載されていることがあります。これは具体的にどういった罪になりますか。

太田:著作権法違反ですね。著作権法というのは刑罰も付いているので、民事上だけでなく刑事上の犯罪にもなります。もちろん「こういった事件が起こりました」みたいな“事実”だけが書かれた記事を転載した場合は、著作権違反とは言えません。ただし現状の多くのまとめサイトが転載しているのは事実だけでなく、独自の創作性があるものなので違法でしょう。

――法律上、転載と引用は別のものとして扱われています。まとめサイトがしているのは前者と捉えていいのでしょうか。

太田:そうです。たとえば出典元の明記や、必要最小限の範囲だけに留めるといった条件を満たせば引用となり、著作権法で認められる行為です。ただし、記事をコピーしているだけとか、元の文章より自分が書いた文章の内容が薄いと無断転載ですね。

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