「くるり」も参加 ―noteがつなぐ クリエイターとファンの新しい関係(前編)

ダ・ヴィンチニュース / 2014年7月9日 11時50分

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cakesを展開しているピースオブケイクが、新しくはじめたサービス「note」

 定額購読型電子マガジンcakesを展開しているピースオブケイクが、新しくnoteというサービスをはじめました。クリエイターが、文章・写真・動画などを自由に投稿でき、その内容を気に入ったファンと交流し、コンテンツを気軽に販売することもできるというものです。ありそうでなかったnoteというサービスを、私たちはどんな風に楽しめば良いのでしょうか? 代表の加藤さんに詳しく話を聞きました。

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■電子書籍はファイナルアンサーじゃない

――実はダ・ヴィンチで加藤さんにお話しを伺うのは3回目です。1回目はダイヤモンド社に在籍されていたとき、「もしドラ」などの展開について伺いました。そして2回目は独立起業されてはじめたcakesについて。今回は4月にはじまったnoteについて教えてください。

加藤:元々僕は出版社で雑誌や本を作っていました。でも、インターネットに押されて売上が落ちてきた。そこで、ネットでコンテンツを配信して、ビジネスが出来る場所が必要だということで独立してcakesをはじめました。まずはいろいろなクリエイターのいろんなコンテンツが集まっている「雑誌」をウェブ上に作ろうと。

cakesは週150円、月に500円で購読できます。その裏側では参加頂くクリエイターの皆さんに、売上全体の6割のおカネが、記事が読まれた量に応じて分配される仕組みが備わっています。これまで出版社の経理の人が行っていた仕事を、ネット上で自動的に完結するようになっているんです。

 私がかつて居たダイヤモンド社がまさにそうですが、出版社は歴史的にも雑誌からスタートした会社が多いんです。雑誌というメディアにコンテンツがたまり、それを本という形にパッケージングしてビジネスをしてきた。では、ネットにその場を移した場合、電子書籍が最適解なのか?僕は、そうじゃないだろう、必要なのは個人メディアだ、と考えてnoteを作ったんです。

――電子書籍ではなく、noteという個人メディアが必要だったのは何故ですか?

加藤:電子書籍はたしかにネット時代の有力なパッケージであり、販路であることは間違いありません。過去すでに世に出た本を電子化するなら、ベストソリューションではあるんですよ。ただ、これから生まれる新しいコンテンツがあれでいいのかっていうと、それは別問題。電子書籍だけやっていると、出版とか本の未来は狭まっていくなと僕は思っています。

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