Twitterで立ち読み!? 新端末はなくても見所たくさん【東京国際ブックフェア2014にいってみた(前編)】

ダ・ヴィンチニュース / 2014年7月10日 11時30分

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Twitterで本の立ち読みができる「tw-epub」

 7月2日~5日にかけて、東京ビッグサイトで「東京国際ブックフェア」が開催されました。例年「電子出版EXPO」なども併催される規模の大きなイベントです。この連載でも2010年から毎年現地の様子をレポートする形でお伝えしてきました。

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 さて、今回は――実は少しこれまでと様子が異なっています。これまで、「(フェアには出展していない)アマゾンのキンドルの動向」といったある種暗黙の共通テーマや、各社の新型電子書籍端末の発表などで、大手メディアからの取材も多かったのですが、今回はそういったテーマやトピックスがなりを潜め、良く言えば実直な、悪く言ってしまえば一見地味な展示が多かったのもまた事実なのです。

 では、記事で何も紹介できないのか、といえばそんなことはありません。まだまだシェアの小さい電子書籍の市場は、これから大きくなります。そのために、端末を買ってもらうだけでなく、インターネットやリアル書店との連携を図って、利用を促していこうという動きが活発になっているのです。その中には、わたしたちの本との出会い方にも大きな変化を与えるものも。早速紹介していきましょう。

■Twitterで本の立ち読みができる! tw-epub

 ブックフェアの開幕と同時に大きな注目を集めたのが、Twitter社とKADOKAWAグループの角川アスキー総研による世界初の共同発表でした。これは、Twitterのタイムライン上で、本やマンガの立ち読みができる、というもの。

 アマゾンなどのネット書店でよく見かける試し読みと同じような感覚ですが、ただ大きく異なるのは、Twitterのタイムライン上で直接読めるため、わざわざリンクをクリックしてページを切り替える必要がないという点、そして、それを読んで面白いと思った人は、それをRT(リツィート)して簡単に共有することが可能だという点です。

 先日、ドワンゴとの経営統合を発表したばかりの角川歴彦会長も会見に登場。角川アスキー総研による調査結果から「年に1回も本屋に行かない人が約50%もいる。一方で電子書籍を買ったことがない人が全体の約9割を占めている」という事例を紹介しました。これは逆に言えば、電子書籍はまだまだ拡がる余地があり、いかに本の存在を従来の書店だけではない場所=ネットで知ってもらうかが課題だということを表しています。(角川会長のスライドには、この連載でも繰り返し触れている「ソーシャルリーディング」の文字も)

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