外食の裏側を見抜くプロが教える、安全でおいしいお店を見分ける方法とは

ダ・ヴィンチニュース / 2014年8月11日 11時40分

写真

『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』(河岸宏和/東洋経済新報社)

 中国での腐敗肉問題が取り沙汰されているが、食品のずさんな管理が話題にのぼることは決して珍しいことではない。生きていくうえで食の問題は必ずついてまわるもの。私達はどうすれば、安全で安心な食べ物を口にすることができるのだろう。『「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。』(河岸宏和/東洋経済新報社)では、大手ハムメーカー、大手卵メーカー、大手スーパー・コンビニ、数々の食品工場で勤務し「食品を知り尽くした男」と呼ばれる河岸宏和さんが、外食選びのコツを教えてくれる。安全でおいしい食品を提供するお店を見分ける方法の一部を本書から紹介しよう。

関連情報を含む記事はこちら

■回転寿司に行ったら、醤油に注目してみよう!
 回転寿司の刺身はサク(カタマリ)の状態で入ってきたものを各店舗でスライスする場合もあれば、1枚1枚切って真空パックにされたものが店舗に入ってくることもある。
 サクを店舗で切る場合も、チェーン店の多くは開店前に切って作り置きをしている。もちろん作り置きが美味しいわけはない。新鮮な刺身を使っているかは醤油に注目してみればわかる。

 回転寿司店ではおいしさが抜けた刺身を食べさせるために、醤油に「調味料(アミノ酸)」などを入れて普通より濃い味付けにしている場合が多い。また、醤油の注ぎ口にも注目してほしい。家庭用のものと比べて注ぎ口が大きくないだろうか。つけ皿に大量に醤油を注ぐためにわざと大きくしている。味の抜けた刺身も味を濃い味付けの醤油をたっぷりつければ、食べることができる。

 イカに切れ目を入れて食べやすくしている店や、シャリが生温かく形が整い過ぎていない店(寿司ロボットが作っていないため)が良いお店だという。


■焼き鳥は「ねぎま」があるかに注目しよう!
 焼き鳥はタイをはじめとした東南アジアで鶏肉を串刺しにして、炭火で焼いて、冷凍されたものが輸入され納品される。店で焼き鳥を頼んだ時に鶏肉の大きさも形も見事に整ったものが出てきたことはないだろうか。形が揃っていて綺麗なものは、ほぼ間違いなく輸入物の冷凍食品をレンジで温めて提供している。各店舗で、肉のかたまりからひとつずつ手作業で切って焼くやり方では多少の形の不揃いが出るのは当然のことだ。

 また、ねぎまがメニューにあるかにも注目してほしい。ネギは冷凍、解凍に不向きの食材のため、ねぎまがあれば冷凍食品ではない可能性が高い。居酒屋でねぎまがなくて不思議に思ったことはないだろうか。ねぎまがお店の信頼度をはかるメニューのひとつとなっている。その他にも居酒屋では年中枝豆が置いてある店、揚げ物の衣が固い店などは冷凍食品を使っている可能性がある。

 本書では多くの手抜き料理、お肉やチーズの量増しなど実際に外食産業で行われている悪しき方法が書かれている。コスト削減のための手抜きや偽装を行っている店に客が通い続ける限り、店は何も変わらない。そういった現状を解決するためにも著者の河岸さんは「お客さまである消費者が声を上げるしかない」と言う。

 手抜きや偽装を行っている店を見分ける技術を身につけ二度と通わないこと、新鮮な料理ではないものを食べた時に「おいしくない」と言うこと。これからの外食産業をよくするためには必要になってくるのかもしれない。

文=舟崎泉美

ダ・ヴィンチニュース

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング