高梨康治、降臨! プリキュア史上最もアツかった「キュアメタル」イベントレポート

ダ・ヴィンチニュース / 2014年8月27日 19時30分

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『フレッシュプリキュア!』から『スマイルプリキュア!』まで4作品の劇伴を担当する高梨康治氏

 読者のみなさんは“キュアメタル”という音楽ジャンルをご存知だろうか?

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 この10年、子供向けアニメの絶対王者として君臨し続ける『プリキュア』シリーズだが、実は近作のBGMはかなりハード。それもそのはず、『フレッシュプリキュア!』から『スマイルプリキュア!』まで4作品の劇伴を担当する高梨康治氏はハードロック畑出身のキーボーディストなのだ。
※「嘘だ~」と思う人、一度じっくり上記作品の戦闘シーン辺りのBGMを聴いてみてください。自分も始めは疑っていましたが、あまりのハードっぷりに驚き、少しだけ笑っちゃいました。

 そのことに気付いたファンが、『プリキュア』シリーズのBGMを“キュアメタル”と呼んで熱く支持し、現在ではご本人も使うようになったこのフレーズ。これを題し、もちろん初の演奏となるライブ、その名も「高梨康治 -CureMetalNite vol.1-」が8月23日(土)、24日(日)の2日間にわたって開催された。今回はそのうち24日(日)の模様をお届けする。

 会場には300人の“キュアメタリスト”が集結。メタルTシャツもチラホラ見られ、明らかに子供向けアニメの音楽イベントとは思えない光景だ。しかし会場が暗転し、名曲「PRIDE」のテーマとともに現れたバンドメンバーはそれ以上に本気モード。そして熱と疾走感溢れる『燦然! プリキュアオールスターズ』でライブはスタートした。

 この公演の特徴のひとつは、バンドメンバーの多彩さ。高梨氏のキーボードを含めたギター、ベース、ドラムというバンドの基本セットに、エレキヴァイオリンとふたりの女声コーラスが抜群の迫力を、そして和太鼓がエネルギッシュなビートを加え、“ハードで楽しい”キュアメタルが再現されている。

 序盤でもっともそれを感じさせたのが「ランランしたいかー!」という高梨氏のMCから始まった『レッツプレイ! プリキュアモジュレーション』。『スイートプリキュア♪』の変身シーンで流れるこの楽曲、確かにコーラスで「ラン♪ラン♪ラン♪ラン♪」と言ってはいるのだが、その間には泣きのギターが入り、バックではツーバスドコドコ!! キュアメタルが、ライブでハードさも楽しさも増強させ、さらにパワーアップしているのだ。

 またアニメ音楽のイベントで重要な、アニメ愛に溢れていたのもポイント。それは演奏時とは真逆のユルいMCで、生粋の『プリキュア』好きという高梨氏とベースの満園庄太郎氏が「あの話のここがよかった」と語るだけに留まらない。重苦しい『出でよ! ネガトーン』から『登場! 謎のプリキュア』とつなぎ、『スイートプリキュア♪』ファンにピンチからの逆転を想起させるなど、考え抜かれた選曲、曲順で、『プリキュア』ファン泣かせな展開の連続だった。

ダ・ヴィンチニュース

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