お疲れ気味のアナタへ。次の旅はこの中から…インド、ペルー、スペイン…いざ、癒しの聖地へ!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年10月13日 5時50分

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『世界の聖地』(学研パブリッシング)

 太古の昔から、人は太陽を崇め、大地を敬い、それぞれの神を崇拝してきた。聖なるパワーみなぎる土地であるとか、宗教的に重要な場所や建物の類いは、今でも世界中に無数に存在する。人智を越えた偉大な何かに対して畏敬の念を抱くというのは、人間にとってある意味、本能的なことなのだろう。

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 日本でも最近は、ひとたびマスコミで「パワースポット」として紹介された神社などが、突然ものすごい数の観光客でいっぱいになるという。中には片っ端からパワースポットを訪ねる「パワスポ巡り」にのめりこんでいる人もいるとか。こんなご時世だからこそ、先行き不透明で不条理な世を憂いつつ、見えない力に一縷の望みを託している人が増えているのか。だが、大昔から山や滝を聖地と崇め、神社仏閣を敬ってきた我々の祖先のことを考えれば、それもきっと遺伝子のどこかに組み込まれている、しごく自然なことだと思える。

 世界中から厳選した聖地を選んで紹介したこの『世界の聖地』(学研パブリッシング)を開くと、まず何と言っても美しく色鮮やかな写真の数々に圧倒される。写真集として眺めるだけでも気持ちいいと思うほど。そして各章の初めの数ページには、宗教の歴史や文化的背景などのミニ知識が分かりやすい図入りで説明されているし(さすがは学研!)、全体的に学術的な文章で構成されていて、史実やエピソードもバッチリ頭に入る。そして何よりも、全ページフルカラー、この内容でこのお値段は本当にお得。ただ欲を言えば、感覚型の人々にとっては、フィーリングやエネルギーのことが書かれていなくて少し寂しいかな、という気もする。が、だからこそ、主観的に書かれたニューエイジ本とは一線を画した、信頼できる本になっているとも言える。

 人はみな聖なる力に魅了され、その力に肖りたいと思っている。古今東西、ずっとそうであったように。次の旅ではぜひとも、世界の聖地へ癒しのパワーをもらいに行こうではないか。この本をお気に入りのデバイスにダウンロードし、早速、行き先をじっくり検討してみよう。まずアナタは目で癒されること、間違いなし。

文=香川千穂

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